日本自転車競技連盟
2018/08/24

アジア大会2018 男子ロードレース

大会2日目は男子ロードレースが行なわれた。
コースは昨日の女子のコースから40kmの平坦区間が加わった145.5kmのコースで、女子と同じくラスト15kmからの登り区間が勝負所となる。多くの有力国が4名参加の中で、アジア大会は日本選手団の総数に限りがあり、自転車競技全体でより多くのメダルを獲得するためにロード男子の参加選手は2名となった。日本チームからは別府史之と新城幸也の予定であったが、新城が大会直前のレースでの落車の怪我により参加を見合わせ、急遽中根英登が参加することとなった。有力選手はカザフスタンのLUTSENKO AlexeyとGIDICH Yevgeniy、イランのPOURSEYEDI GOLAKHOUR Mirsamadらで、特にLUTSENKOが登りもスプリントも強力であり、最終局面では彼との勝負になることが予想された。

スタートして数キロでアタックがかかり、中国、韓国、ベトナムの3名の逃げが決まる。乗り損ねた他の数か国も追走をかけるが成功はせず、集団はカザフスタンのアシスト選手が2分弱のタイム差でコントロールをする。日本チームは他国に比べ少人数のためこの展開はありがたく、追走のアタックに気をつけながら後半に備える。85km地点を超えて先頭3名とのタイム差が1分ほどに縮まったところでイランのアタックを皮切りに集団から追走アタックがかかり、6名ほどが抜け出したが別府、中根はメンバーだけをチェックして動かず最後の勝負所までカザフのコントロールに任せる。最初のアタックの3名から唯一残って独走を続けていた韓国のJANG kyungguから2分差で集団はラスト15kmの登りに入る。最初の1km強の登り区間で20名弱まで絞られ、そこからカザフスタンはエースのLUTSENKOが先頭を牽き集団を小さくしていく。ラスト5kmあたりで別府、中根、カザフスタンのLUTSENKO、タイの2名の5名の先頭集団となる。中根が強さを見せて別府を強力にサポートする。中根のサポートを得て別府がスプリント力もあるLUTSENKOを相手に良いタイミングでスプリントをしたが、ゴール直前でかわされて2位。銀メダルを獲得した。

・別府史之のコメント
「ラスト5kmは平坦基調なのでスプリントで狙ったほうがいいと考え、登り区間で中根選手にアシストしてもらい、最後は万全の体制でスプリントに挑んだが、あと少しの差で勝つことができなかった。金メダルを狙っていたので悔しさはあるが、銀メダルという結果を残すことが良かったと思う。ここまで戦えたのはナショナルチームのおかげ。素晴らしいチームワークが良い結果に繋がった。中根選手とも同部屋でずっとレースについて話していた。どういう展開になるかわからないのがレースだが、うまくコミニュケーションが取れ、良いチームワークを発揮できたと思う。」

・中根英登のコメント
「ラスト15キロの登り区間では集団前方で危険なアタックをチェックし、ラスト5、6キロの急勾配区間で再びアタックがあったため、その動きに対応しながら、自分も登りきる前に様子見のアタックを仕掛けた。しかし、苦しそうにしながらも他の選手たちが付いてきたので、そこからは自分が集団を引ききって別府選手のスプリントで勝ちに行く作戦に切り替え、ラスト300メートルまで集団を引き、最後は別府選手にスプリントをまかせた。別府選手と一緒に走るのは初めてのこと。数的不利な状況、無線もないなかで、たくさんコミュニケーションを取れたこともあり、初めて走ったとは思えないチームワークを発揮できた。お互いが自分の持ち味を発揮できる動きができ、その結果でメダルが取れたと思う。」

結果
1 LUTSENKO Alexey(カザフスタン)  3時間25分25秒
2別府史之     (日本)      同タイム
3 LIPHONGYU Navuti(タイ)      同タイム
5中根英登 (日本)         15秒差