Japan car from Zhuan Athletic League
2007/01/30

トラックワールドカップ第3戦ロサンゼルス レポート

img498トラックワールドカップ第3戦ロサンゼルス
〜 及川裕奨が1kmタイムトライアルで銅メダル獲得 〜

ワールドカップ第3戦は1月19〜21日にアメリカ・ロサンゼルスにおいて開催された。第3戦は49の国とチームが(男子190名、女子64名の計254名)エントリー。日本は今大会からJCFナショナル・ディレクターに就任した前WCC主席コーチのフレデリック・マニエ氏(フランス人)が日本代表選手団の監督となりチームの指揮をとった。
参加メンバーは成田和也、永井清史、及川裕奨、新田祐大のスプリント系。そして西谷泰治、盛一大の中距離陣である。今回の参加メンバーの特徴は、イギリスを除き世界選の参加資格を獲得したチーム(国)は、若手選手にチャンスを与えボス(オランダ)、マクリーン(イギリス)、ニムケ(ドイツ)らの顔はない。
まずはケイリン一次予選、成田から始まった。監督の指示はイギリスのホイの後ろを取る、彼は先行しかないとの事。レースはスタートでホイの後ろを取り2着で二回戦へ。二回戦は外からスタート、これと言った先行が居ないのでペーサー退避のタイミングで前に、二番手、飛びつきを狙うが内のまま5着で7−12位決定戦へ回った。7-12位決定戦はキャッパ(イタリア)、クウィアコウスキー(ポーランド)、ヌグ(マレーシア)らだ。レースはペーサー退避で前にアメリカのマッシーの先行に飛び付き、まくるが外をキャッパらに交わされ4着となり10位が決定した。成田の走りは今までの日本の先行中心の走りからレースを作り二番手を取り、勝ちに行く新しい走りだ。
1000MTTは及川が1分04秒814のタイムで3位となり銅メダルを獲得した。しかし、スタートから前半がまだ物足りない。本人も自覚してるので更に積極性をのぞむ。
スクラッチ予選は30周7.5Kmで行われ、昨年同大会3位の西谷が出場し積極的に仕掛け、追い、逃げようとするも17位で予選通過ならず。監督は「チャンスは1回、むだ足を使わずそれに賭けろ」とアドバイスした。結果は予選落ちだが、間違いなく次に繋がる走りだった。
スプリント予選200mTTは成田10秒771で 18位。永井は10秒682 で14位予選通過。1位はイギリスのホイで10秒287だった。永井の1/8決勝はフランスのボジェと対戦し、先行し最高の仕掛けだったが追い込まれ9-12位決定戦Bへまわった。 1/4決勝Bはオーストラリアのパーキンスと対戦し、逃げ切り1/2決勝Bへ。1/2決勝Bの相手は中国レイ・ザンでこれも先行位置からダッシュに合わせ逃げ切った。決勝B(9-10位決定戦)の相手はイギリスのクランプトン。これもダッシュに合わせ逃げ切り勝ちで9位が決定した。彼は今回急遽参加が決定し、体調も不十分でありながら力を出し切ったレースだった。
ポイントレースは盛が予選で4人での逃げが成功し、3着となり決勝へ進出した。決勝は初めからハイペースで展開し、盛はスプリント、アタックをなんでもこなし価値ある16位だった。常に前の集団で勝負し、見ていて楽しめる迫力あるレースを作った。今後の彼の課題が見えてきたと思う。
チームプリントは第1走:成田和也、第2走:新田祐大、第3走:及川裕奨でタイムは46秒205で7位。対戦相手の中国に勝ちはしたが、日本チームの弱点が出たレースだった。
監督マニエは選手にも積極的に話しかけ、結果を否定せず、必ず褒めたたえるなど、次につながるアドバイスを行った。彼は選手に自信を持たせ一回のチャンスに賭けるレースを教えようとしていた。我々スタッフも監督に質問すると否定せず、自信を持たせようとした答えが返ってきた。監督はまずは明るいチームを作り、これから日本の自転車界の流れを見極めそれから動こうとしているように思えた。(コーチ:阿部良二)
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