日本自転车竞技连盟
2009/06/15

Trofeo赛车卡尔斯巴德伯格信息

kasahara_copy4thステージ

今日は最終ステージでレースは10時半にスタート。スタート地点までの15分ほどをホテルから選手は自走でいく。今日のコースは今大会最難関のコースで、27.5kmの周回を5周半。ニュートラル区間5.5kmと正式レース距離が138km。コース中には4km弱の8パーセントほどの登りと2km強ほどの若干緩い勾配の登り坂があり、特にレース後半は選手を苦しめることが予想される。ただ最後の登りからゴールまで平坦基調で15kmほどあり、スプリンターにも展開によってはチャンスがある。この3日間をみて登りで走れている笠原、西沢には前半の少人数の逃げは無視して後半勝負をさせる。ただ20人、30人が先行した際には前半でも必ず入ることと、大中、野口には前半から逃げがあったらそこに入ることと、暑くなることが予想されたので、笠原、西沢らのボトルを受け取りにサポートカーに来るよう指示する。

レースはスタート前から暑く25度以上でレース中は30度近くまで上がった。スタートして南アフリカの選手がニュートラル区間中にメカトラをおこしたため集団はゆっくりスタートを待つ。正式スタート後すぐに最初の4kmほどの登りが始まる。レースはそこですぐに動き、1km地点でスロベニア、南アフリカ、ドイツ2、カザフスタンの4名が15秒先行。最初の登り頂上を40秒差をつけている。下り始めにラジオツールに日本の選手がクラッシュしたとの情報が入りチームカーであがっていくと、西沢がペダルを外した状態で集団から離れて下っている。下りで落車してシュークリートが削れてしまい、ペダルがはめられない状態になっておりその場でリタイア。西沢は登りでの走りが期待できただけに日本チームにとって痛いリタイアとなる。
レースは10km地点で先頭の4人は集団に1分25秒の差をつけた。緩い下りを使ったアタックで7名の追走グループも出来、そこにはオランダ、ドイツ1、奥地利、ポルトガル、スロバキア、法国、ベルギーの山岳賞ジャージの選手が入る。22kmでは先頭4名とセカンドグループ7名は1分20秒秒差、先頭4名と集団は1分50秒に広がる。30km地点では先頭とセカンドグループは1分40秒、先頭からメイン集団は2分25秒に広がる。集団も最初の山岳賞を前にスピードが上がりいくつかに分断されている様子。集団からは15名ほどがさらに抜け出しはじめ、その中に笠原が入る。43km地点では先頭4名に7名のセカンドグループがあり、先頭から1分30秒差で笠原の集団、先頭から2分15秒でメイン集団。先頭4人は快調に飛ばしているが、セカンドグループと笠原を含む15名の集団は一緒になり、人数が増えすぎたせいかうまくまわらず先頭に1分50秒差で、メイン集団は後ろに迫ってきている。45kmあたりの2kmの坂で大中、野口は遅れる。そのまま走り続けるがタイムアウトでリタイア。52km地点では4名だけが先行している状態で後ろの集団は一つになる。61km地点で前4人と集団とのタイム差は1分45秒。その直後に先頭4名からドイツ2が遅れ始める先頭は3名に。72kmでは集団と50秒差になり、また先頭から一人落ちて先頭は2名となる。76km地点で集団から前の2人を追ってベラルーシ、ドイツ2、法国、西班牙、ロシアの5名が集団からアタックして抜け出す。78km地点ではさらに集団から7名が追撃開始。その中に笠原が含まれている。他のメンバーはベルギーの山岳ジャージの選手、法国、ドイツ1、デンマークら。86.1km地点では先頭2人に24秒差で笠原含む11人、メイン集団とは1分差。95km地点で逃げていた2人は笠原を含む11人の集団に追いつかれ、先頭グループは13人。集団とのタイム差は2分5秒。集団とのタイム差が1分を超えたのでチームカーは集団を抜かし前のグループに上がるが、その際集団はアタックがかかったり止まったりとペースが安定しておらず笠原にはチャンスのある展開。98kmの補給所あたりで車からボトルを2本渡す。笠原は13人のグループの集団の中で他の選手が休んでいる間も前でローテーションに常に入っているのであまり引き過ぎないように注意する。この逃げが決まったとしても、このまま13人がゴールまで行く可能性は低く、どこかで勝負をしていかないといけない。フランスも3人入っているので積極的であり、ここからの展開を考えると他の選手以上に一生懸命集団を引きすぎる必要はない。105.8km地点では集団と先頭グループは1分35秒差に。113kmでは1分40秒差。最後の周回に入るが4kmほどの登り前からイタリアの選手が1人で先頭グループを追ってきている。先頭集団はペースは一定でそれほど速くはないが、スペインらが抜け出そうと動いている。この登りでは先頭グループはバラけることはなく、ラスト20kmあたりで笠原に最後のボトルを渡す。次の2kmほどの登りを注意していくように伝えるが後ろの集団もペースを上げてきており、タイム差が1分を切ったため、サポートカーを路肩に止める。ゴールまで20kmほどで後ろの集団との差は36秒。現在総合トップのオランダ選手とイタリアともう1名がかなりの勢いで前の13人を追っていくがその10秒後ろを40名ほどの集団が追いかけていく。このグループには4人オランダ選手がいるが、オランダのリーダージャージが先に飛び出していっているのでオランダ勢は集団をまとめて引き上げておらず、前で逃げている選手にはありがたい展開。リーダーが後ろのグループを待ってまとまって追い上げたほうが確実に集団のペースは速くなるが、無線もなく選手もまだジュニアのせいか判断ミスをして前の先頭グループとの差をつめきれないでいる。
124kmで35秒差、127kmでは40秒差。この段階でオランダのリーダージャージの選手と後続グループは一体となる。リーダージャージの選手は自分ひとりで集団を引っ張っている。先頭グループではフランス選手がアタックを開始。それでも先頭集団は今日最後の2kmの登りをフランス選手とドイツの選手がこぼれたのみで11名で通過。130km地点で、先頭グループからデンマークの選手が単独アタック。笠原選手も彼を追って集団から抜け出すアタックをしているが抜け出せない。ラスト6kmで集団とは26秒差。ゴールまで逃げ切るかきらないかの微妙なタイム差で進むがラスト3kmではデンマークの選手が独走を続け笠原のいる10名の集団に12秒差、集団とは25秒差。ラスト1kmでデンマークの選手は1人で逃げ続けるが笠原を含む10名は数名ずつ後ろから追いつかれて、ほとんど30人ほどの集団に飲み込まれた状態で若干登り坂のゴールスプリントに。デンマークの選手のみが逃げ切り優勝。後ろの集団からきた選手が最後のスプリントではほとんど上位を占める中で笠原選手は集団の4位でゴールしこの日は5位。6位入賞までしか獲得できない貴重なネイションズカップのポイントを獲得する。ゴール後に、オーガナイザーや他のチームの監督から181番(笠原)は本当に素晴らしかったと言われる。

1位 HOVMAND Emil デンマーク 3時間30分13秒
2位 BARRY MARKUS オランダ  7秒差
3位 ZANA BRUNO イタリア
4位 SUETTERLIN JASha ドイツ2
5位 笠原 恭輔
6位 LUTSENKO ALEXEY カザフスタン
野口 リタイア
大中 リタイア
西沢 リタイア

个人総合成绩
1位 HOVMAND EMIL デンマーク    優勝
2位 VAN BAARLE DYLAN オランダ  2秒差
3位 ARNDT NIKIAS ドイツ1      4秒差
4位 CRADDOCK LAWSON アメリカ  16秒差
5位 BROWN NATHAN アメリカ    18秒差
6位 ANDERSEN MICHAELVALGREN デンマーク18秒差
46位 笠原      1分57秒差

今回の4日間のステージを終えて、日本選手は6名中1名しか完走できなかった。そのうち3名が単独落車が原因のリタイアであり、このあたりは強豪国と比べて集団走行など技術的な差も感じる。毎ステージ積極的に動いていた笠原もやはりタイムトライアルでのタイム差が大きく総合成績に響いている。各選手ともに世界レベルの大会で戦うためには最低限の独走力をつける練習をこなす必要があり、そのほかにも各選手とも改善すべき点は多い。今回参加した選手は現在のジュニアの世界トップレベルのレースを走り、今現在の世界との差を感じたことだと思う。多くのヨーロッパの国の選手達は毎週厳しいレースを走っているが日本の選手達はレース数も少ない。その中で世界で戦うためには練習でいかに負荷をかけた練習をしっかり作っていけるかにあると思う。日本に戻り、練習、レースに取り組みながらも常に世界の中での自分の位置ということも意識し、上を目指してトレーニングに励んでもらいたい。(柿木孝之)