日本自転车竞技连盟
2016/08/19

リオ五輪<レポート>#16

■リオ五輪BMX2日目 長迫吉拓は準々決勝敗退 20160818
昨日男女シーディングラン(1人ずつのタイムトライアル)で幕を開けたBMXは、2日目となる今日18日、男子の準々決勝が行われた。昨日のシーディングランで参加32人中12位となり、今日からのレースに手応えを掴んだと話した日本の長迫吉拓は第4組での出走となった。この準々決勝は、昨日のシーディングランの結果を元に、タイムが平均化するように8人ずつ4つの組に分かれてそれぞれレースを3回行う。成績は順位をポイントとして計算し、その合計が低い順に4人が次の準決勝に進むというルールだ。長迫の組は、アメリカのフィールズ、同じくアメリカのシャッラ、オーストラリアのターナー、同じくオーストラリアのディーン、イギリスのエバンス、ノルウェーのナブレスタード、アルゼンチンのモリーナ、そして長迫の8人。日本チームの三瓶将廣コーチによると、「特別速い選手がいるわけではないので、長迫にとっては戦いやすい組なのでは。本人も昨日の走りが良かったので今日は気持ちよくレースに臨めると思います。」とのことだった。
1回目。前の組で3人がコース外に投げ出される落車があったため、やや遅れてのスタートとなった第4組。長迫は最初のコーナに対して内側から3番目でスタートを切った。8人が一斉に高さ8mのスタートヒルを駆け降りる。長迫は「あまり得意じゃない」と自身認めるとおり、ペダル2回転ほどで6番目ぐらいに遅れをとる。そして大きなジャンプで第1ストレートのこぶを越えた先に現れるのが、長迫がコース攻略のポイントとして挙げたクセのある第1コーナーだ。傾斜角が均一ではなく落車のリスクが高いこのコーナーを、長迫は得意とするコーナリングテクニックで難なくクリア。そこで4・5番目ぐらいにポジションを上げた。そして第2ストレートで一気に加速して前を追おうとした矢先、直前の選手との車間が詰まりすぎ、こぶを越えるジャンプのタイミングを外してしまった。長迫はここで減速を余儀なくされ、勝負を降りてしまった。その後はただコースを辿るだけでフィニッシュ。成績は7位だった。
1回目に大きな着を取ってしまった長迫にとって、正念場となる2回目。どの組も激しいせめぎ合いがあり、長迫が2回目のレースに臨むまでに、すでに4レースで落車が起こっていた。これには時折強く吹く南からの風の影響も少なからずあったと思われる。スタート直後の第1ストレートは追い風。第2ストレートは向かい風だ。風は体重が軽い選手に不利となり、ジャンプの際に振られたり流されたりして走りに微妙な影響を及ぼす。長迫も不利を被る選手の一人だ。スタートは外から2番目。再びやや遅れをとる。そして上位進出のカギを握る第1コーナー。長迫は外側から得意のコーナリングで中に切れ込もうとするが、オーストラリア選手が進路をふさいで中に入ることができない。長迫は後方7番目あたりを追走して第2ストレートから第2コーナーへ。大きなジャンプで入るタイトな第2コーナーは、ほとんどの選手がコーナ出口で外にふくらんでしまうが、長迫はここで上手く内側に切れ込み、ポジションを上げて第3ストレートに入った。しかしそこで再び減速。1回目と同じく不規則に並ぶこぶを越える際のせめぎ合いでジャンプのタイミングを外してしまったようだ。長迫はあきらめの表情で残り距離を走ってこのレース6位。2回目が終わった時点で長迫の順位は8人中6位タイの13ポイント。準決勝進出のためのボーダーラインとなる4位の選手とのポイント差は6。現実的に逆転はほぼ不可能な状況となった。
そして迎えた3回目。まだわずかな可能性を残す長迫だが、この日の長迫はいつもの長迫ではなかった。気持ちと体がかみ合わず、それが走りになって現れていた。長迫はこの3回目のレースも第2ストレート途中でジャンプをコントロールできずペダルを外してしまって減速。結局このレース8位で、トータルの順位も8人中最下位の8位。長迫の初のオリンピックは準々決勝敗退という結果に終わった。(伴 達朗)

長迫吉拓
すごく悔しいです。全く自分が思ったレースができませんでした。昨日調子がよかったので今日はいけると思ったのですが、ちょっと失敗が多すぎてダメでした。ガチガチに緊張したわけではないのですが、いつもの自分でなかったことは確かです。1回目は第2ストレートで前の選手がすごく近く見えて、自分の走りに集中できずジャンプのタイミングを外してしまいました。また風が強くてジャンプをうまくコントロールできなかったというのもあります。昨日ロンドン五輪の時の準々決勝のレースを動画で見たのですが、やはり落車が多くて、今回もそういうレースになるのかなとちょっと不安を覚えました。実際今日は落車が多く、気持ちの部分でもコントロールできない部分があったのかなと思います。2回目のレースは第2コーナーを出てジャンプするときに他の選手が近くに見えて、着地のところでコースを外してしまいました。今回走りとしては良かった部分もあったのですがそれを次に繫いでいく部分で失敗しました。でもこれは修正点として、今日の悔しさと共に次の東京へ向けて生かしていきたいと思います。