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2016/08/20

リオ五輪<レポート>#17

■リオ五輪BMX最終日 女子はコロンビアのパホンがオリンピック2連覇 男子はアメリカのフィールズが金メダル 20160819
8月19日、リオ五輪BMX最終日は男女ともに準決勝と決勝が行われた。準決勝は8人ずつの2組が3回レースを行い、それぞれの順位をポイントとして合計し、各組合計ポイントが一番少ない選手から4人が決勝進出となる。その決勝はただ1回きりのレースで勝者が決まる。不確実要素が多々あるBMXレースでは、最終的に運も味方に付けなければ勝つことはできない。
女子準決勝1組は2012年ロンドン五輪のチャンピオン、そして今年の世界チャンピオンでもあるコロンビアのパホンの独壇場となった。3レースとも抜群のスタートダッシュで第1ストレートで先頭に出ると、その後は他の選手の追随を許さず3連勝で決勝進出を決めた。2組はロンドン五輪5位、今年の世界選手権銀メダルの実力者、オーストラリアのブキャナンの走りに注目が集まった。ブキャナンは1回目1着、2回目4着で決勝進出間違いなしと思われたが、3レース目で落車に見舞われ8位。これが響いて結局最終5位で決勝進出はならなかった。
女子BMXのファイナリストとなった8人は、コロンビアのパホン(24)、オランダのスムルダース(22)、アメリカのクレイン(23)、同じくアメリカのポスト(25)、ベネズエラのエルナンデス(25)、ベルギーのファンホーフ(24)、フランスのバレンティノ(25)、そしてロシアのボンダレンコ(19)。何が起こるか分からない一発勝負の決勝。しかしここも世界女王パホンの一人舞台となった。パホンは準決勝同様抜群のスタートダッシュでスタートヒルを駆け下りると、第1ストレートで半車身ほど集団をリード。そして勝負のポイントとなる第1コーナーを無駄のないコース取りで先頭で抜けると、あとは阻む者は誰もいないヴィクトリーロード駆け抜けるだけだった。メインスタンドを埋めるコロンビア応援団の大歓声の中、パホンはオリンピック2連覇の偉業を達成した。
<女子BMX最終結果>
優勝 パホン    コロンビア
2位 ポスト    アメリカ
3位 エルナンデス ベネズエラ

男子準決勝はオーストラリアの実力者2人が好調さをアピールした。第1組はディーンが3レースとも1着で決勝への最終関門をトップ通過。第2組ではロンドン五輪の銀メダリスト・ウィロビーが昨日の準々決勝から6レース負け知らずという強さで決勝へ進んだ。
その決勝メンバーは、オーストラリアのウィロビー(25)、同じくオーストラリアのディーン(25)、アメリカのロング(26)、同じくアメリカのフィールズ(23)、オランダのファンホルコム(25)、同じくオランダのキマン(20)、カナダのニハン(24)、そしてコロンビアのラミレスジェペス(22)の8人。ここはもちろん好調なオーストラリア勢2人に注目が集まった。しかしスタートとともに抜け出したのは2人のアメリカ勢。ウィロビー、ディーンのオーストラリア勢2人は虚を突かれた形で後退。第1コーナーでは2人のアメリカ勢の背中を追う展開となった。勝負をかけたスタートダッシュに成功し、レース前半で狙い通りのアドバンテージを得たフィールズ、ロングのアメリカ勢2人は、一気呵成の走りでフィニッシュを目指す。オーストラリア勢はディーンが第2コーナーに入るジャンプで失敗して落車。ウィロビーも後続の混戦の中でポジションを落とし苦戦。前を行くアメリカ勢2人は2番目のロングが第3コーナーでオランダのファンホルコム、コロンビアのラミレスジェペスにインを突かれ抜かれたものの、フィールズはそのまま逃げ切ってフィニッシュ。アメリカにこの種目初の金メダルをもたらした。優勝争いの中心と目されたオーストラリア勢2人は、ウィロビーが6位、ディーンは第2コーナーでの落車のダメージが大きくフィニッシュできず8位という結果だった。
<男子BMX最終結果>
優勝 フィールズ    アメリカ
2位 ファンホルコム  オランダ
3位 ラミレスジェペス コロンビア

リオ五輪自転車競技は明日から2日間に亘って行われるマウンテンバイクが最終競技となる。(Tatsuro Ban)