Auto Giappone da Zhuan League Athletic
2016/08/06

リオ五輪<レポート>#2

■ロードチーム 本コースで最終調整 20160805
8月5日、リオデジャネイロ五輪は開幕の日を迎えた。2日にリオ入りした日本のロードチーム男女3選手は、連日トレーニングに出て最終調整を行いながらコース状況の把握に努めている。今回のコースレイアウトは世界有数のリゾート海岸として知られるコパカバーナをスタート・フィニッシュ地点に、東西に伸びる長く平坦な海岸線と、その両端に設定された石畳や緩急の上り下りが続く2つの周回コースが特徴的な、男子237.5km、女子136.9kmの長丁場。レースはスタート後海岸線をまっすぐ西に進み、グルマリと呼ばれる丘陵地帯に設置された1つ目の周回コースに入る。1周約25km。およそ2kmの石畳区間と道幅の狭い上り下りが続くこの周回を男子4周回、女子は2周回して同じ海岸線を東にもどる。そしてヴィスタ・チネーサと呼ばれる展望台を持つ山岳地帯に設置された2つ目の周回コースに入る。1周約26km。周回前半に標高差約400mを一気に上る長く急な上りを初め、ダイナミックなアップダウンが続くこのセクションを男子3周回、女子1周回。そして最後は海岸線の平坦路に戻ってコパカバーナのフィニッシュ地点を目指すというものだ。各国メディアはこのコース設定を踏まえ、男女ともに過酷なサバイバルレースとなることを予想している。Ieri、最終調整に努める日本の3選手に現在の状況とこのコースの印象、そして本番へ向けての抱負を聞いた。(伴 達朗)

○新城幸也選手
ここまで時差ぼけもなく順調です。ツール・ド・フランスも無事走り終えて、自分が思い描いた通りにここまでに来てるので、気持ちよく本番を迎えられそうです。前回のロンドン大会の経験はやはり大きいですね。スケジュールの組み方や選手村での過ごし方など反省点を含めたオリンピックという経験があるので、それが今回プラスになっていると思います。今回のコースはキツイですね。消耗戦になると思います。特に上りの登坂力が問われるコースですね。僕としてはクライマーではないので、我慢のレースを強いられると思います。ポイントとなるのは2つ目の、長い上りがあるサーキット(周回コース)の1周目ですね。そのサーキットに入る直前に1つ上り下りがあるのですが、そこで動きが出て集団にシャッフルがかかると思います。そこで脚を使わず、中切れにもあわず、しっかり前で走れれば、2周目3周目と絞られた人数の中に残っていけると思います。そして勝負がかかるラスト1周のシャッフルに食らいつけるかどうかがカギだと思います。ツール・ド・フランスも走って、もうこれ以上の準備の仕方はないという状態で来ているので、あとは走るだけですね。初のメダルを目指して、内間と一緒にがんばります。

○内間康平選手
リオに入る前は7月中旬からナショナルチームのピレネー合宿に参加して、高地トレーニングをたっぷりやってきました。毎日上って下っての繰り返しですごく苦しかったけど、良い練習ができたと思います。そのおかげで今こうしてリオで走ってみて、自分が出せるスピード域やパワーなどが上がってると感じています。調子はすごくいいと思っています。初のオリンピックで選手村などはさすがにすごく特別な雰囲気を感じますが、練習に出てしまえばいつもと一緒なので浮かれることもありません。このコースは去年テストイベントで走っているのですが、海岸線があって、石畳があって、様々なこう配の上りがあってと、いろいろな要素が詰まった難しいコースだと思います。コース上ポイントとなるのは、まずは1つ目のサーキットの石畳区間ですね。慣れてない選手もいると思うので落車やメカトラブルの影響をできるだけ受けないような位置で走らなければいけないですね。それと2つ目のサーキットに入る手前の丘の上り下りですね。サーキットの長い上りに入る直前の上り下りなので、ここで集団の動きが激しくなると思います。その激しい動きの中で後方に置かれてしまうとその後が苦しくなるので、ここはしっかり幸也さんを前に送り込める走りをしないといけないと思っています。2人という少ないメンバーでのレースなので、僕としては補給のサポートや何かトラブルがあった時の対応などに、いつも以上の働きと気配りが必要だと思っています。このオリンピックのために今年一番のコンディションを作ってきたので是非期待して見て欲しいですね。

○與那嶺恵理選手
ここに来るまではコロラド(アメリカ)のフリスコという標高3000m近い所で高地トレーニングを行ってきました。リオに入ってからも体調は良くいい準備ができていると思います。初のオリンピックですが雰囲気はやっぱり世界選手権なんかとは違いますね。選手村があったり、そこにいろんな競技のアスリートがいたりと、なにか特別な雰囲気を感じます。でもこの雰囲気に飲み込まれることなく逆に楽しみながら、本番の日を最高の状態で迎えたいと思っています。今回のコースはすごくタフですね。私がこれまで経験したワンデイレースの中で一番タフなコースだと思います。参加選手数が60人余りと世界選手権の半分程度の少ない人数なので、どこがポイントになるかは予想がつきません。展開が消極的になるのか、アグレッシブになるのか。でもできた展開の流れに対応しながら最後の上りまで脚をためておきたいと考えています。そしてゴールまではある程度まとまった集団でいくと思うので、そこには残っていたいと思っています。オリンピックは初めてですが私もここまでいろんなレースを走ってきました。今年はアメリカのチームで走って、この直前はイタリアのジロ・ローザも走ってきました。このオリンピックにはこれまでの経験をすべてぶつけてみたいと思っています。Anche、自分はまだメダル云々をいえるレベルではないというのは分かっていますが、今回自分がどこまでできるのかを見たいですね。ここで自分の現状をしっかり把握して、それをまた4年後に生かしたいと考えています。