日本自転車競技連盟
2012/08/11

ロンドンphoto 20120810

<BMX ストロムベルグス2大会連続金メダル>
BMX最終日の10日、レースは女子男子ともに準決勝・決勝が行われ、女子は2011年の世界チャンピオン、コロンビアのマリアナ・パホン(20)が、男子は前回の北京大会の覇者ラトビアのマリス・ストロムベルグス(25)が激戦を制し、オリンピックチャンピオンの座に着いた。

女子決勝に勝ち上がったのは、準決勝第1組からブキャナン(オーストラリア)、リード(イギリス)、クレイン(アメリカ)、ル・コルギーユ(フランス)の4選手。そして第2組からパホン(コロンビア)、ポティエ(フランス)、スマルダー(オランダ)、ウォーカー(ニュージーランド)の4選手の計8選手。3レース行われた準決勝の走りからはブキャナン、リード、パホン、ポティエといったところの好調さが目に付いた。レースはスタートと同時にインから4番目の位置のパホンが半車輪ほど他の選手をリードして1コーナーへ。この最初で最大のポイントをトップで通過したパホンはそのままフィニッシュまでそのポジションを守り切り1着。スタートダッシュの成功が金メダルを呼び寄せた。逆にこのスタートダッシュに失敗した地元イギリス期待のリードは6位。予選から好調な走りを見せていたブキャナンは5位という結果だった。銀メダルはニュージーランドのサラ・ウォーカー。そして銅メダルは、まだ18歳の新鋭、オランダのローラ・スマルダーが勝ち取った。

続いて行われた男子決勝は、フィールズ(アメリカ)、ヴァンデルビーゼン(オランダ)、フィリップ(イギリス)、ヒメネス・カイセド(コロンビア)、ウィロビー(オーストラリア)、ヴァンヘント(オランダ)、ストロムベルグス(ラトビア)、そしてオケンド・ザバラ(コロンビア)の8選手によって争われた。この日好調さを見せたのは、今年の世界チャンピオン、ウィロビーにアメリカチャンピオンのフィールズ。メディアの注目もこの2人に集まった。スタートは横一線からストロムベルグス、フィリップ、ウィロビー、そして、ヴァンデルビーゼンの4選手がややリード。しかし第1コーナーに入る手前でストロムベルグスが半車身ほど抜け出してそのまま1コーナーを通過。ここで勝負は決まった。女子同様第1コーナーで決定的なリードを手にしたストロムベルグスは、そのままパワフルかつしなやかな走りで後続を振り切り、2大会連続の金メダルを勝ち取った。2位銀メダルはオーストラリアのサム・ウィロビー。3位銅メダルはコロンビアのオケンド・ザバラという結果だった。

自転車競技は明日からいよいよロンドンオリンピック最後の競技、マウンテンバイクが始まる。日本からは明日11日に行われる女子クロスカントリーに片山梨絵、12日の男子クロスカントリーには山本幸平の日本チャンピオン2人が出場する。片山は7日に山本は8日にロンドンに入り、競技会場となるロンドン郊外のハードレー・ファームで調整に努めている。日本チームの鈴木雷太コーチによると、「2人とも調子はいいですよ。どっちも初めてのオリンピックではないので落ち着いてやるべき事をやっています。コースは岩場など人工セクションがすごく巧妙かつダイナミックにつくってあるので、そこをどう攻略するかがポイントになると思います。スピードが出やすいコースなので、スタートループを終えて本コースに入った時にどれぐらいのポジションにいるかがカギですね。山本選手に関しては彼向きのコースなのでベスト10内を1つの目標にしています。片山選手は、ポイントとなる人工セクションをうまくこなせれば、結構良いところに行くんじゃないかと期待しています。」と2人の出来に手応えを感じているような話しぶりだった。今日コースでは片山のみが明日のレースに備えて最終調整を行った。(選手強化スタッフ広報担当)

■片山梨絵選手
「時差ぼけがまだちょっとあるんですけど、筋肉の状態は良いし,精神的にもこんなにリラックスしていいのかと思うほどリラックスしているので、体調面は問題ないです。コースはかなりハイスピードなので、精神的にいいゾーンに入って、苦しさを感じない状態でどんどんプッシュしたいなと思います。ただ岩場などの人工セクションはハイスピードを維持しつつより加速したり減速したりといったテクニック的なところで繊細を要求されるので、そこは冷静かつプッシュで行きたいと思います。今までいろんな経験をしてきたので、今回のオリンピックは、レース自体がすごく楽しみな気持ちで迎えられています。なので自分に対するご褒美ぐらいの気持ちで自分の持てる力を全部発揮したいと思います。」