日本自転車競技連盟
2012/08/06

ロンドンphoto 20120805

<女子スプリント 前田は1/16決勝敗退>
ロンドンオリンピックは今日8月5日で競技9日目。16日間の日程の半分を越えた。自転車トラック競技は今日で4日目。日本から前田佳代乃が出場した女子スプリントが1/8決勝まで。昨日から行われている男子スプリントは1/4決勝。そして男子オムニアムは2日目の3種目が行われた。
女子スプリントに出場した前田は、予選で日本記録でもある自己ベスト(11″237)を更新することを目標に、参加18選手中2番目にスタートを切った。しかし、やはり緊張からかスピードの伸びを欠き、タイムは目標には遠く及ばない11秒600で17位という成績だった。今回の予選は本選最初の1/16決勝の組合せを決めるためのもので、下から2番目のタイムの前田は、その1/16決勝で予選タイム10″724で2位のオーストラリアのメアーズと対戦することとなった。メアーズは2011年の世界チャンピオンであり、オリンピックでは前回の北京大会の銀メダリストでもある。前田はこのレース、そんな強豪を相手に先行から逃げ切りを図るも、やはり力の差は明らかで、ゴール手前であっさりと抜かれてしまった。そして勝ち上がりのラストチャンスとなった1/16決勝敗者復活戦。ここでも前田は、カナダと韓国の選手を相手に先行策をとるも、残り1周を切ったところで交わされフィニッシュは3着。前田の上位進出の道はここで閉ざされ、初めてのオリンピックは終わった。女子スプリントは一昨日ケイリンを制したペンデルトン他、オーストラリアのメアーズ、中国の郭爽ら強豪勢が順当に勝ち残り、明日準決勝進出者を決める1/4決勝が行われる。

■前田佳代乃選手
「レース前はそんなに緊張はしていなかったし、コンディションも良かったです。でも予選では、原因はよく分からないですけど、なにか気持ちと体がかみ合ってない感じで目標タイムが出せませんでした。これが今の力だと思います。1/16決勝のメアーズ選手との対戦は、今はとてもかなわない相手ですが、世界トップの選手とこのオリンピックという舞台で勝負できたことは、絶対次に生きてくる経験だと前向きにとらえています。まだこの先(大学卒業後)の進路は決まってませんが、もっと強くなれる環境を求めて力をつけたいと思います。そしてまたこの場所に戻ってきたいです。昨日の女子ケイリンで銅メダルを獲った香港の李慧詩選手は、ずっと仲良くしてもらっている選手で、私が目標として追いかけている選手でもあります。彼女がメダルを獲ったことで、”4年後は絶対私もこうなるぞ” と、目標がより明確になりました。初めてのオリンピックは、今の自分の力の通知表を渡されたような感じです。次は絶対もっと良い点をとれるようにしたいです。」

男子スプリントは今日1/4決勝が行われ、イギリスのケニー、フランスのボジェ、オーストラリアのパーキンス、そしてトリニダード・トバゴのフィリップが明日の準決勝に駒を進めた。明日はケニー対フィリップ、ボジェ対パーキンスの組合せで準決勝が行われ、その後決勝と3位決定戦でメダルの色が決められる。メディアの注目は早くも、男子はケニー対ボジェ、女子はペンデルトン対メアーズの、因縁のライバル対決に集まっている。

オリンピック新種目、男子オムニアムは5種目を終わった時点でデンマークのハンセン、イタリアのヴィヴィアーニ、そしてフランスのコキャードが同じ25ポイントで並ぶという接戦となった。そして最終種目の1kmタイムトライアルで、ハンセンが2位、ヴィヴィアニが9位、そしてコキャードが4位となり、デンマークのハンセンがオムニアム初代オリンピックチャンピオンの座に着いた。なおこの1kmタイムトライアルで1位となった地元イギリスのクランシーのタイムは1分0秒981。単独の種目として行われた今年の世界選手権では4位に入るタイムだった。
トラック競技4日目にして初めて、イギリス以外の国歌で1日が終わった。(選手強化スタッフ広報担当)