Auto Giappone da Zhuan League Athletic
2010/06/08

全日本学生選手権個人ロード

表彰式日本学生自転車競技連盟(学連)が主催する全日本学生選手権個人ロードレース大会が、6月6日に長野県大町美麻の特設コースにて行われ、鹿屋体育大学4年の内間康平が初優勝となった。
大町美麻のコースは、2年前の全日本大学対抗選手権大会(インカレ)が行われた場所で、昨年はJサイクルツアーも行われている。コースは1周12.6kmの中に、標高差110m、30m、80mの坂があり、そこを13周する163.8kmで競われた。
150名が8時にスタート。1周目終盤の登りで窪木一茂(日大3年)、飯野智行(中央3年)、野口正則・高宮正嗣(鹿屋2年)、入部正太郎(早稲田2年)の5名が抜け出し、2周目までに45秒差を付けて逃げる。しかし、逃げに乗せていない大学などが中心の小さなアタックが散発し、メイン集団は落ち着かず、4周目終了時点には一旦振り出しに戻る。この時点で、メイン集団は既に40名ほどに縮小した。
5周目終盤の登りではじめに逃げていた窪木、飯野、野口、入部が再び飛び出す。これに榊原健一(中京1年)と内間康平(鹿屋4年)が合流。6名の新たな逃げができる。メイン集団はこの逃げを容認し、一気に3分まで差が広がる。
7周目が終了した時点で、ハプニングが発生する。コースすぐ横で火災が発生し、レースが一時中断となった。幸い人的被害は無かった模様で、2時間後に7周目終了時点の各逃げグループのタイム差を反映させた状態で、残り6周の再スタートとなった。
再スタート後、3分10秒あったメイン集団と先頭6名との差は、西薗良太(東大4年)を勝たせたい東京大学の引きで、1周で20秒詰まる。しかし、残り5周では詰め切らないと判断した西薗は、このあと自らメイン集団を振るいにかけ、先頭との差を詰め始めた。
9周目のラップは、先頭6名が19分30秒に対し、西薗のいる追走集団は18分10秒と一気に1分20秒詰める。西薗の急激なペースアップに集団もたまらず縮小し越海誠一(日大4年)、笹原恭輔(中央1年)、中尾佳祐(順天堂2年)、吉田隼人・伊藤雅和(鹿屋3・4年)の6名になる。逃げにチームメイトのいる日大、鹿屋は引かず、辛うじて笹原と中尾がローテーションするだけ。さらに次の周には、西薗単独で抜け出し、先頭との差を1分まで詰め、足の違いに観客もどよめいた。
先頭グループでは、西薗の動きを知った内間が野口を引き連れて再アタック。残り3周を切った所で、野口も置いて単独で逃げ始めた。
追う西薗と逃げる内間の展開となったが、西薗はラスト2周で失速。内間は、ラップタイムを落としながらもそのまま逃げ切り、初優勝となった。昨年のインカレロードでは、同じようにレース序盤から逃げ、終盤に追いつかれ敗れていたが、今回は逃げ切りリベンジした。
最終的に内間との差を30秒まで縮めた2位グループは、7名でのゴールスプリントとなった。先着したのは、1周目から積極的に逃げ、優勝した内間をアシストした野口。3位には西薗と共に後半追い上げた実力者の越海が入った。
追走に足を使い力つきた西薗は5分以上遅れた21位でゴール。しかし、チーム力の勝る鹿屋や日大に対し、ほぼ単独で勝負を挑み、プロトンの中心として十分な存在感を示した。
終わってみれば、学連登録選手の実力者が予想通りの力を発揮したレースだったが、10位以内に3名の1年生が入った事も見逃せない。近年レベルが上がりつつある学連レースで、1年目から入賞する力のある選手の今後が楽しみだ。
優勝した内間のコメント「逃げて勝つという自分のスタイルを貫き、優勝できたので良かった。プロに進んでもそのスタイルは守りたい」

出走150名 完走33名

1位内間 康平 鹿屋体育大学4年 4:32””12””””
2位野口 正則 鹿屋体育大学2年 4:32””40””””
3位越海 誠一 日本大学4年 4:32””40””””
4位中尾 佳祐 順天堂大学2年 4:32””40””””
5位窪木 一茂 日本大学3年 4:32””40””””
6位吉岡 直哉 京都産業大学1年 4:32””40””””
7位吉田 隼人 鹿屋体育大学3年 4:32””40””””
8位伊藤 雅和 鹿屋体育大学4年 4:32””40””””
9位笠原 恭輔 中央大学1年 4:32””57””””
10位末永 周平 明治大学1年 4:34””28””””