Japan car from Zhuan Athletic League
2008/09/08

北京パラリンピック第1日目レポート

私たちが文字通り血を流して目指してきた、北京パラリンピックがついに開幕。
9月7日、トラック初日には日本から石井雅史(CP4)が個人追い抜きに、藤田征樹(LC3)が1キロタイムトライアルに出場、ともに初出場ながら銀メダルを獲得した。
日 本人トップを切ったのは、石井の3キロ個人追い抜き予選。午前10時から始まった予選で石井は3分37秒848でトップのタイムで通過。ライバルで昨年の UCIパラサイクリング世界選この種目金メダリストのChristpher Scott(豪)にプレッシャーをかけた。
午後の決勝では、2キロ通 過時までは自力を出したScottに2秒近い差をつけられ、これまでかと思われたが、徐々に石井はペースを上げ、一方スコットはスピードが鈍っていく。周 回ごとに差は縮まっていく。およそコンマ2弱の差に迫った最終周回、石井はさらに加速。両者ともにほぼ同時にゴール線を通過したが、わずか0.013秒差 で石井は銀メダルだった。それでも、見事な激戦に満員の場内からは割れんばかりの拍手が送られた。出来ることはすべて出し尽くした内容だった。
LC3・ LC4統合クラスの1キロタイムトライアルに23歳と若い藤田征樹が出場。こちらも昨年のこの種目銀メダリスト。それ以降、班目監督の指導・チームのサ ポートのもと、めきめきと力をつけてきた。ライバルの一人と思われたSimon Richardson(英)が1分14秒台の驚異的なタイムをマーク。ラストから2番目の緊張感あふれる中での藤田のスタートは、スムーズには出れなかっ たがすぐに立て直し、3周目まではRichardsonを上回っていたが、最終周回に力尽きたのかスピードが鈍り、1分17秒314でゴール。ゴール後、 悔しさをあらわにする藤田。しかし、最後の選手にはわずかの差で抜かれることはなく、銀メダルを獲得。
惜しくも金には届かなかったが、初日の日本は、石井・藤田ともに銀メダルという好スタートを切ったといえる。これはすでに前回アテネのメダルを上回るものだ。 
まだまだ有望種目はあるので、更なる期待がかかる。選手・スタッフの健闘をひたすらに祈るし、全幅の信頼を置いている。JCADパラサイクリングチームには、この“信頼”が大きな要素だ。