日本自転車競技連盟
2018/08/29

2018アジア大会 トラック第2日目

トラック2日目 レポート

8月28日、トラック競技2日目は女子ケイリンの一回戦から始まった。女子ケイリンには、太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)と前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)が出場。一回戦(上位2選手が二回戦に進出)は太田が第2ヒートで4位、前田が第3ヒートで6位となり、ともに敗者復活戦(上位3選手が二回戦に進出)に挑むこととなった。太田は敗者復活戦第1ヒートで先行して1位通過したが、前田は第2ヒート4位で予選敗退となった。午後に開催された二回戦で太田は第1ヒート4位。7-12位決定戦へ進み、再び先行で勝利をめざしたが、ゴールライン直前でインドネシアの選手に追いつかれ、2着でゴール。最終成績は8位だった。

チームパシュートの一回戦では、昨日の予選から男女ともに1選手ずつメンバーを入れ替え、女子は橋本優弥(鹿屋体育大学)、吉川美穂(Live Garden Bicistelle)、梶原悠未(筑波大学)、鈴木奈央(日本競輪選手会静岡支部)が出走。一回戦で中国に破れたものの4分33秒370の走行タイムにより、香港との3位決定戦に進出。3位決定戦では鈴木に代わり、予選を走った中村妃智(日本写真判定株式会社)が出走。香港に追いつく大差で勝利し、銅メダルを獲得した。

男子チームパシュートは、今村駿介(中央大学)、一丸尚伍、近谷涼、橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)のメンバーでUAEとの一回戦に臨み、途中UAEを追い抜き、4分04秒222の走行タイムで勝利。この成績は一回戦における全体のベストタイム。そしてカザフスタンとの3位決定戦では、日本がカザフスタンに追いつき勝利した。予選でのタイムロスが悔やまれるが、二日目に挽回して銅メダル獲得となった。

チームパシュートは4人一組でチームを組み、4キロの走行タイムを競う競技で、先頭交代しながら走り、3番手の選手のフィニッシュで計測される。基本は対戦形式だが、今大会では予選1位と4位、2位と3位が対戦し、勝者が決勝戦へ進み、残りのチームのうち一回戦の走行タイム上位2チームが3位決定戦へと進んだ。日本の予選での成績は、女子3位、男子5位だった。

■結果
男子チームパシュート
3位 日本(今村駿介、一丸尚伍、近谷涼、橋本英也 ※予選のみ沢田桂太郎)
http://www.tissottiming.com/File/0003100003010303FFFFFFFFFFFFFF02

女子チームパシュート
3位 日本(橋本優弥、吉川美穂、梶原悠未、中村妃智 ※1回戦のみ鈴木奈央)
http://www.tissottiming.com/File/0003100003020303FFFFFFFFFFFFFF02

女子ケイリン
8位 太田りゆ
13位 前田佳代乃
http://www.tissottiming.com/File/0003100003020504FFFFFFFFFFFFFF02

●橋本英也のコメント(男子チームパシュート)
「最低限の結果を出すことができた。今日は有酸素運動に強い自分がメンバーに入り、確実に銅メダルを狙える作戦で走った。調子はいいのでディフェンディングチャンピオンとして出走するオムニアムでは優勝を狙いたい。優勝する自信はある。」

●梶原悠未のコメント(女子チームパシュート)
「金メダルを狙っていたため、銅メダルになってしまったことに悔しさは残っている。予選では隊列が乱れ、反省点が残る走りだった。一回戦で対戦した中国とは、予選のタイムを見ても戦える自信はあった。中国に勝って決勝に進みたかったが、後半にペースが落ちてしまい2秒ほど及ばず、3位決定戦に回ることになった。3位決定戦では、メダルを確実に獲得することを目標に走った。今回は全員の脚が揃っていない状態だったが、それでもチームとしてメダルを取れるということを証明できたことはよかったと思う。明日のオムニアムでは絶対に金メダルを取りたい。」

●イアン・メルビン中距離ヘッドコーチのコメント
「今日は昨日よりもいいレースになった。これまで予定通りでない部分、悪い部分もあったが、それに挑戦していかないと前には進めないので、今回は反省点も含め収穫が多かった。女子については今日できることは最大限できたと思う。予定していたパフォーマンスではないけど、メダルを取れたことは良かった。全ては東京五輪のためにやっているため、その過程だと考えている。一回戦で鈴木選手を入れた理由は、戦略的な部分で同じポジションながらタイプの違う選手を採用した。3位決定戦では、前のチームに追いつくことを想定し、徐々に追いつくタイプである中村選手に戻した。昨日の男子の問題点に対しては、橋本選手と沢田選手を交代する決断をした。橋本選手はやるべきことをやってくれたし、チームとしてしっかり機能した。いつも5人で来ているので、5人目のメンバーがいつでも準備できていることにも嬉しさを感じている。調子が万全ではない沢田選手に代えて、橋本選手を入れることは今日できるベストな選択だった。」

●太田りゆのコメント(女子ケイリン)
「日頃からわかっていることだが、勇気や度胸が足りなかった。そのような部分を強化していきたい。決勝に乗れなかったこと、そして7-12位決定戦でも勝つことができず残念に思っている。このあとスプリントにも出場するが、スプリントではまずは自己ベストを更新することを目標にして走り、一つ一つ勝ち進んでいきたい。」