Japan Auto vom Zhuan Athletic League
2018/08/31

2018アジア大会 トラック第4日目

トラック4日目 レポート

トラック競技4日目は、男子オムニアムの1種目目スクラッチからStart。日本からは前回2014年の仁川アジア大会で同種目を制しているディフェンディングチャンピオンの橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が出場。1種目目のスクラッチでは5選手がラップに成功し、橋本は集団内3番手の8位でフィニッシュ。続いてのテンポレースは2位、暫定3位タイで午前のレースを終えた。
午後からのエリミネイションでは、橋本は順調にレースを進め、最後はSHIN Dongin(韓国)との勝負となり、スプリントを制して勝利。3種目目を終えて獲得ポイント104で暫定首位に立ち、LEUNG Chun Wing(香港)とZAKHAROV Artyom(カザフスタン)に4ポイントのリードをもって最終種目のポイントレースへと臨んだ。
ポイントレースでは、ライバル選手の動きを常に警戒しながら、橋本は落ち着いて走り、一時はLEUNGに逆転される場面もあったが、ライバル選手を射程圏内におさめ、6回目、7回目のポイント周回を首位通過するなど、積極的にレースを進め、最終獲得ポイントを119に伸ばし、2位のLEUNGに5ポイント差で優勝。仁川アジア大会から男子オムニアム2連覇を達成した

男子スプリント1/4決勝には、昨日の予選、1/8決勝を勝ち抜いた深谷知広(日本競輪選手会愛知支部)が出場。SAHROM Muhammad Shah Firdaus(マレーシア)との勝負を二本先取で勝ち上がり、決勝ではリオ五輪のケイリン銅メダリストのAWANG Mohd Azizulhasni(マレーシア)と対戦し、二本先取される形で敗退。しかし初めてのアジア大会で銀メダル獲得となった。

女子スプリントに出場した前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)と太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)は、前田が予選8位、太田が予選9位となり、1/8決勝では日本人同士の対決となった。Maedaが先行する形でレースは進んだが、太田が最終コーナーでリードを奪い勝利した。明日、太田は1/4決勝で今大会の女子ケイリンで金メダルを獲得しているLEE Wai Sze(香港)と対戦する。

また午前中には女子3キロ個人パシュートの予選も開催され、中村妃智(日本写真判定株式会社)が出場。中村は3分50秒604で予選6位となり、上位4選手が勝ち進む準決勝には進めなかった。予選ではLEE Jumi(韓国)がアジア記録を更新する3分33秒048の好タイムを刻み、LEEはWANG Hong(中国)との決勝も制して金メダルを獲得した。

■結果
Herren Sprint
2位 深谷知広
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Man オ ア ni Rousseau Rousseau
1位 橋本英也
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女子3km個人パシュート
6位 中村妃智
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●橋本英也のコメント
「最初のスクラッチは8位と良くないスタートになったが、スクラッチでは強い選手がわかっているので、彼らに先行されないよう気をつけていた。その後のテンポレース、エリミネイション、ポイントレースと自分らしく走ることができ、最後に優勝することができた。最後のポイントレースでは、2位と4ポイント、思っていたより少ないポイント差でのスタートとなり、途中逆転される場面もあったが、上位の選手をマークしながら、他の選手が疲れたところでポイントを重ねた。仁川大会では運が良くて勝ったが、今大会では実力で勝つことができた。強さを証明できたと思うし、手応えがある。次はワールドカップや世界選手権での優勝をめざしたい。東京五輪での金メダルをめざしているが、自分が競輪、Spur中長距離、ロードレースと活動することによって、日本の自転車界を盛り上げることができればと良いと思う。」

●深谷知広のコメント
「決勝の1本目は手ごたえがあったけど負けてしまった。2本目は何度かチャンスがあったものの、それを掴むことはできなかった。アワン選手との力の差はあまり感じていない、経験の差だと思う。今回は自分の成長を実感する大会になった。競技を始めて1年でここまで来れるとは思っていなかった。Aber、金メダルが取れる位置にあったのでやはり悔しい気持ち。短距離種目のうちどの種目が向いているか、自分の特性はまだわからないので、今後、競技をやりながら、全ての底上げを図っていきたい。」

●ブノア・ヴェトゥ短距離ヘッドコーチのコメント
「金メダルを取れなかったことに悔しさを感じている。深谷選手は短距離競技に向いている選手で、今後への可能性を感じるレースになった。まだ深谷選手は競技の経験が浅いが、これまで学んだことや戦略を実戦で応用できる。アワン選手との差は経験のみだと感じた。女子については、これまで情けないレースが続いてしまっている。良い環境はあると思うので、選手が意識を入れ替える必要があると感じている。」

●イアン・メルビン中距離ヘッドコーチのコメント
「中村選手については、思っていた結果が出なかったのが残念。その原因としては(2ヶ月後に開幕する)ワールドカップシーズンに合わせた調整をしているので、その影響があったと思う。彼女はやるべきことをやってきた。今日はコンディションが合わなかっただけ。このまま続けていくことで、ワールドカップではいい結果が出ると期待している。橋本選手については、とてもいいレースだった。スクラッチレースではいくつかミスがあったが、そのあと修正することができた。テンポレースからは、ワールドクラスのレースを意識して、しっかりと勝ちに行けと伝え、エリミネイションは作戦どおり、世界で通用する走りができた。ポイントレースは課題が少し残るものの、ポイントを取らないといけないときに取り、休まないといけないときに休み、追い込まないといけないときに追い込み、結果としてメダルを獲得することができた。全体として素晴らしい内容だった。」