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2013/04/14

ZLM TOUR(U23ネイションズカップ)レポート

ZLM TOURオランダ南西部に位置するゼーラント州で開催された今大会は、風の戦術を要するフラットなテクニカルコース。
集団走行の位置取技術とパワーが要求される。レースはオランダとベルギーの組織的なペースアップで集団は一気に分解されるなか、木下が前方で好位置をキープ。他の日本勢は横風区間で苦戦し次々と戦列を離れてしまう。続く厳しい風の展開の中、消耗戦も終盤を迎え、ラスト20㎞を切ってもチーム単独ながら木下が先頭グループで好位置で展開しゴールに期待が持たれた。しかしラスト10㎞で18人のグループが抜け出し逃げ切り、木下は惜しくも後続グループでのゴールとなった。今日のレースは日本人が最も苦手とする風の展開で、日本チームとしては欧州レース経験の重要性が浮き彫りになった。
初参加のネイションズカップ3連戦は、毎回が世界選手権だった。外見ばかりプロ化にこだわる日本ロードレース界に有望な若い選手を埋め込むわけには行かない。

レース結果
1位 Yoeri HAVIK (オランダ) 3h59m14s
2位 Mark DZAMASTAGIC (スロベニア)+2s
3位 Kiril YATSEVICH (ロシア)+7s
27位 木下 智弘 +1m14s
黒枝士揮、西村大輝、六峰亘、寺崎武郎、山本元喜は途中棄権

4月13日 ZLM TOUR(U23ネイションズカップ)
距離:177.2㎞
場所:オランダ・ゼーラント州
参加者:木下智弘、黒枝士揮、西村大輝、六峰亘、寺崎武郎、山本元喜