2014/04/13

Ronde van Vlaanderen U23レースレポート

レース概要
北ヨーロッパで開催されるネイションズカップ3連戦の1戦目。ワールドクラッシックレースでありツール・デ・フランドルのU23クラスとして翌週に開催される。120㎞の大周回と23㎞の周回を2周するコースは、石畳区間を含む15の丘越えを取り入れたフランドル地方の特色が強いレース。毎年地元ベルギー、オランダ、北欧勢ら大柄な選手上位を占める。今年は総勢26カ国のナショナルチームが参加した。

ネイションズカップ
大会名 Ronde van Vlaanderen U23
クラス UCI U23 ネイションズカップ
日 時 2014年4月12日(土)
場 所 ベルギー・フランドル地方

全日本U23ナショナルチーム参加選手
黒枝士揮(VINI FANTINI – NIPPO – DE ROSA)、石橋学(鹿屋体育大学)
徳田鍛造(鹿屋体育大学)、清水太己、内野直也、岡篤志(EQA U23)

成 績
1 GROENEWEGEN Dylan (オランダ)4h14m47s
2 SKJERPING Kristoffer (ノルウェー)
3 BENOOT Tiesj (ベルギー)
…89位石橋学、96位内野直也+8m37s
…徳田鍛造、黒枝士揮、清水太己、岡篤志は落車トラブルの影響で途中棄権

解説&監督コメント
今回は上位に絡める可能性のある黒枝と岡を先頭グループへ残し10位以内を狙う考えでスタートした。レースはスタートからアタック合戦があるものの5名の先行グループが出来るとメイン集団は落ち着き一定ペースで進んだ。ペースは一定だが集団内での位置取りは常に乱暴で落車や機材トラブルの選手が続出している。レースが動いたのは100㎞から。主要国チームを中心に石畳区間でペースアップが行われ集団はいくつにも分裂された。その中、日本チームは80㎞地点で徳田が落車で負傷し大事を取りリタイヤ。100㎞地点では岡が10数名の落車に巻き込まれれリタイヤ、周回に入ると清水が他選手の踏んだ木片の跳ね上げを拾い落車で顔を負傷しリタイヤ。
その後石橋、内野で黒枝を前へ残すべく連携し直すが、好位置につけながら黒枝が後続選手に接触されコースアウトし落車、怪我はなかったもののラスト1週を残しリタイヤとなった。その後はアシスト役でスタートした石橋と内野が最終グループで走り終えた。今日は6人中4人が落車で棄権という事では不運もあったが、上位国チームの力とレース運びのレベルの高さに歯が立たず余裕を失っていた。フランスで行われる2戦目に向けてすぐにチームの態勢を整えたい。