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2014/04/17

La Cote Picarde ネイションズカップレースレポート

スタート前ネイションズカップ3連戦の第2戦は舞台をフランス北部ピカルディー地方に移された。前半は風の影響が大きいフラットなスピードコース、後半は緩やかな起伏と最後はパンチ力の必要な丘を含むゴール周回コースで構成される。1戦目のツール・デ・フランドルに続きパワーの必要なコースであるが、フランスの標準的なスピードロードレースである。

選手紹介大会名 La Cote Picarde
クラス UCI U23 ネイションズカップ
距 離 178.6㎞
日 時 2014年4月16日(水)
場 所 フランス・ピカルディー地方
全日本U23ナショナルチーム参加選手
黒枝士揮(VINI FANTINI – NIPPO – DE ROSA)、石橋学(鹿屋体育大学)、清水太己、内野直也、面手利輝、岡篤志(EQA U23)

成 績
1 Jens WALLAYS (ベルギー)4h08m54s
2 Thomas BOUDAT (フランス)+0s
3 Søren Kragh ANDERSEN (デンマーク)+0s
…43位 面手利輝、56位 黒枝士揮+0s
…82位 石橋学6m44s …99位 岡篤志
清水太己、内野直也はゴール周回コースにて棄権

解説&監督コメント
ツール・ド・フランドルから引き続き黒枝をエースとして10位以内入賞を目指しスタート。スタート直後から5名が先行し、集団は中盤にはタイム差を7分まで広げる。途中要所要所でオランダチームらがペースを上げてライバルを消耗させながら進む中、内野と面手が位置取りをし黒枝を温存させる。集団は先頭グループを射程距離に置きゴール周回へ向かう。2周するゴール周回にはダメージを与える細い登り区間があり、登り口で好位置を確保するためにペースを上げる主力チームに混じり清水と面手が黒枝を先頭まで引き上げ勝負に備える。集団は先頭グループを簡単に飲み込んだ後、ペースアップや頻発する落車の影響で最終回には約50名に絞られた先頭集団には黒枝と面手が残りゴールに備える。ラスト10㎞でアタックによる9か国9名の先頭グループが出来、集団は長く伸びながらも追いつくことが出来ず、10位以下のスプリント態勢になる。面手が最後の力を振り絞り、黒枝を好位置まで引き上げラスト200mで絶好の位置からスプリント開始。しかし黒枝は並ばれた選手にラインへ強引に割り込まれ接触転倒、ポイント目前、残念な結果となってしまった。今日は各選手が役割を果たしポイント獲得に向けての動きが実現できただけに、結果が残せなかったことは非常に残念。しかし日本チームとして昨年では出来なかったことが今年は確実に出来始めている。すごく良いチームになってきていることを皆が実感している。(浅田 顕)