• HOME
  • ROAD
  • NEWS
  • レースレポート【ツール・ド・シンカラ】最終ステージ
2014/06/16

レースレポート【ツール・ド・シンカラ】最終ステージ

最終ステージはアップダウンのライン区間とフラットなゴール周回を組み合わせたコース。個人総合成績の決着はついているため、豪州チームのスプリント勝負を軸にレースが動くことを予測し、チームは黒枝のスプリントに絞りレースを展開することでスタート。しかしキャプテン内間が体調不良により出走を断念、清水も体調不良で序盤でリタイヤし、少人数でのレースとなってしまう。レースはリーダーチーム(イラン/PISHGAMAN)と豪州チーム(AVANTI)の連立でコントロールされ着実にゴールスプリント勝負に運ばれる。ゴール周回に入り初山が位置取りし、内野が牽引する形を続けラスト1㎞強まで黒枝を温存。最後は横山も助け、残された距離を黒枝が展開し3位でのゴールとなった。人数不足で苦戦したが、個々が全力を尽くし残した成果であった。

個人総合成績は山岳に強いイランチームが3チーム参加したこともあり、1位から7位までをイラン勢が独占し、過去の優勝者のオスカール・プジョル(スペイン)が8位、初山は9位に甘んじた。レース全体としての完走は、主催者側に勢いがあり、観客も非常に多く、暑さと山岳ステージが厳しいレース。レース外ではスケジュールが流動的に変わる中、移動時間と待ち時間が非常に長く、食事に非常に神経を使い、体調を維持することが難しかった。成果は2つのステージ優勝と2つのステージ3位の成績、それ以上にエリート選手とU23選手の混成により経験を伝授できチームとしての動きを実践できたことが収穫と考える。(浅田 顕)

第9ステージ 120㎞
ステージ成績
1 JONES Brenton (オーストラリア/AVANTI RACING TEAM) 2h43m12s
2 HADDI Soufiane (モロッコ/SKYDIVE DUBAI PRO CYCLING)+0s
3 黒枝咲哉、…41初山翔、66横山航太+16s、69内野直也+38s
清水太己は途中棄権、内間康平は未出走。

最終個人総合成績
1 ZARGARI Amir (イラン/PISHGAMAN YAZD)28h31m48s
2 EMAMI Rahim (イラン/PISHGAMAN YAZD)+1m37s
3 MEHRBANIAZAR(イラン/PISHGAMAN YAZD)+4m53s
9 初山翔+14m11s、55内野直也+55m54s 61横山航太+1h03m00s 63黒枝咲哉+1h07m28s