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2017/03/12

ベトナムBIWASE CUP2017<レポート>Stage4

Stage4
Stage4は1周5kmの湖の周りを10周する50kmのコースで、日本チームは個人総合成績に関係のない逃げはステージ優勝狙いのチームに任せて、厳しいレースとなることが予想されるstage5のために温存して望みたい。
レースは前半からハイペースな展開になるが、日本チームは樫木、福田を中心に集団前方でほかのチームの動きをしっかり見ながら対応する。この日2回のスプリントポイントでは梶原が2位、3位となるがポイント賞を争うNguyen Thi Thatも2回目のスプリントポイントを1位通過したためポイント差を縮められない。8周目に福田を含む12名の逃げが出来、集団は一気に止まりタイム差は1分20秒まで広がり決定的となる。日本チームは個人総合7位の福田の順位が上がることになるのでこのまま決まっても問題はなかったが、福田が先頭に入っていることに気づいた総合上位チームが一気に追い上げたためゴール直前で牽制の入っていた先頭集団に追いつく。向かい風の中での集団スプリント勝負となりNguyen Thi Thatが優勝。日本チームはこの日のステージは大きな力を使うことなく唐見の個人総合を危なげなく守った。梶原は最後に自力でステージ優勝を狙ったが逃げグループの選手にゴール直前で前をふさがれたためにもがきれずに5位に。日本チームは唐見の個人総合を最優先にしているが、それでも梶原はスプリント勝負の展開になった際にはそのチャンスは逃さないと強い意気込みでこれからのステージに臨む。
明日第5ステージは今大会最後の登りステージの日であり、どのチームも個人総合をかけて登りで攻撃をかけてくることが予想される。個人総合2位争いが熾烈なため、うまくほかのチームの利害関係も利用してチームで唐見の個人総合を守っていく。(JCF強化コーチ 柿木 孝之)

Stage4
1 Nguyen Thi That(ベトナム Gao Hat Ngoc Troi AG)1時間17分2秒
2 Lee Eunhee(韓国) 同タイム
3 Nurul Suhada Zainal(マレーシア)同タイム
5 梶原 悠未 同タイム
21 福田 咲絵 同タイム 
37 唐見実世子 同タイム
55 樫木 祥子 同タイム
66 下山美寿々 同タイム

Stage4 個人総合成績
1 唐見実世子 9時間5分24秒
2 Dinh Thi Nhu Quynh(ベトナム Biwase)3分22秒差
3 Phetdarn Somrat(タイ) 3分32秒差
7 福田 咲絵  5分18秒差
37 梶原 悠未 16分45秒差
54 下山美寿々 24分9秒差
56 樫木 祥子 27分57秒差