2017/03/27

GENT-WEVELGEM U23 レポート

スタート2017年のU23の活動はアジア選手権ロードでの完全勝利からステージは本場ヨーロッパへ。国別対抗のワールドカップ“ネイションズカップ”の第1戦はベルギーで開催。全世界から23のナショナルチームと2つのベルギー地域選抜、計25チームがスタート。レースの特徴は風と石畳の登りで天候もレースの厳しさを左右する。日本チームは上位グループでのゴールを狙う岡本と小野寺を皆でサポートしながら雨澤と山本は展開を見ながら逃げの展開に挑戦する戦略でスタート。レースは好天にも恵まれ147人がひしめく集団は序盤から激しくアタックが繰り返される。自ら攻撃に出た山本が14名の先行グループに入る。実力国はエースをメイン集団に残し逃げを容認し後半のアップダウン区間へと突入。石畳の登りでは更に7名が先行し、山本は追走グループに取り残される。後に30人ほどに絞れたメイン集団に飲まれ40名弱で7名を追う形となる。しかしゴールまで7名を捕える事は無く山本は42位でゴール。山本は7名の先頭こそ逃したものの3月初旬からナショナルチームベルギー合宿にて橋川コーチの元準備を重ねた成果もあって終始前方を走りトップから僅か1分以内でのゴールを果たした。集団で展開した横山と雨澤はメイングループから遅れたグループでゴールし、岡本、小野寺、孫崎の3人は位置取りの連携で落車に巻き込まれリタイヤとなった。勝ったのは7名のスプリントを制したイギリスのHENNESSYでUCIレースでは初めての勝利だ。
次のネイションズカップは4月8日、同じくベルギー開催のTOUR DES FLANDRES U23でレースのタイプとしては今回と同類で更に石畳と起伏が増したコースとなる。レースまでコース視察や石畳対策をして臨みたい。(浅田 顕)
山本

3月26日 U23ネイションズカップ第1戦 GENT – WEVELGEM U23
距 離:185㎞
場 所:ベルギー・西フランドル州 
参加者:雨澤毅明、岡本隼、小野寺玲、山本大喜、横山航太、孫崎大樹
結 果:
1 HENNESSY Jacob(イギリス)4h22m55s
2 GARRISON Ian(アメリカ)+0s
3 TILLAER Rasmus Fossum(ノルウェー)+0s
…42 山本大喜+58s、66 横山航太+5m0s、97雨澤毅明+9m50s
…岡本隼、小野寺玲、孫崎大樹は落車の為途中棄権
前日の選手たち