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2017/05/22

TROFEE CENTRE MORBIHAN2017 Stage2,3<レポート>

松田のスタートStage2
Stage2は途中500mほどの登り区間が2か所ある7kmのアップダウンの個人タイムトライアルで、バイクコントロール技術ではなく力勝負のコースで争われた。優勝したのは昨日のステージで3位となったノルウェーのLEKNESSUND ANDREASで49.315km/hで総合リーダーとのタイム差を1秒差まで縮めた。アジア選手権チャンピオンのカザフスタンのCHZHAN IGORが13秒差で3位に入った。このコースを楽しみにしていた松田であったがうまくスピードを乗せられず1分差の49位にとどまった。

第2ステージ順位
1 LEKNESSUND ANDREAS(ノルウェー)8分31秒
2 LECAMUS LAMBERT FLORENTIN(フランス)11秒差
3 CHZHAN IGOR(カザフスタン)  13秒差
49 松田祥位 1分差
53 蠣崎優仁 1分1秒差
71 小野寺慶 1分17秒差
78 依田翔大 1分27秒差
85 成海大聖 1分31秒差

第3ステージのスタートStage3
最終ステージとなる第3ステージはのこぎりの歯のようなコースプロフィールで丘をいくつも超える95.5kmで、ラストは1周7.2kmのアップダウンの周回を5周してゴールする。周回に入るとStage1とは異なり坂自体は短いがスピードが落ちる場所がなく休むところがない。集団前方に位置しないと脚を削られて集団から遅れていくことが予想された。
スタートして10kmもいかないうちに小野寺が落車してスペアバイクに乗り替える。運悪く登り区間の前で集団のスピードが上がっており、その後もアタックがかりスピードが落ちることがなく集団復帰できなかった。ジュニア1年目ながら昨日のステージでは良い走りを見せていただけに悔しいリタイアとなった。集団では蠣崎がイタリア、カザフスタンらとたびたびアタックするが個人総合リーダーを擁するフランスが封じ込める。レース中盤からは個人総合逆転を狙うネイションズカップランキング1位のノルウェーがアタックを繰り返す。集団はハイペースで進みそのまま周回コースに入る。成海、そして依田が遅れる。ラスト2周手前の落車に松田が巻き込まれるが、ペースが上がった集団に自力で復帰する。集団からはスロベニアのSAGADIN LUKAが1人で抜け出し、集団をコントロールするフランスから30秒のタイム差で逃げ、最後は詰められたものの集団に1秒差で逃げ切り優勝した。50人強の集団に残った蠣崎と松田であったが、集団前方でスプリントするだけの位置取りが出来ず蠣崎が18位でゴールした。
昨日のステージでは日本のレースで求められているものとの違いに驚きの多かった日本選手であったが、今日は蠣崎、松田がしっかり勝負できるところでレースを進めた。世界を目指す日本選手は多いが、こちらのレースでしか学べないことが多い。明日は移動して、5月25日からスイスで行なわれるネイションズカップTOUR DU PAYS DE VAUDに挑む。(JCF強化コーチ 柿木孝之)

第3ステージ順位
1 SAGADIN LUKA(スロベニア)2時間18分40秒
2 MARKL NIKLAS (ドイツ)1秒差
3 WACKER LUDVIG ANTON(デンマーク)  同タイム
18 蠣崎優仁 同タイム
25 松田祥位 同タイム
78 依田翔大 3分57秒差
85 成海大聖 7分12秒差
小野寺慶 リタイア

個人総合順位
1 LECAMUS LAMBERT FLORENTIN(フランス)4時間56分7秒
2 LEKNESSUND ANDREAS(ノルウェー)1秒差
3 CEMAZAR NIK(スロベニア)  22秒差
46 松田祥位 4分49秒差
54 蠣崎優仁 7分49秒差
76 依田翔大 16分12秒差
77 成海大聖 16分51秒差