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2017/07/20

2017 Tour de l’abitibi<レポート>Stage2

第2ステージはVal-d’OrからAMOSまでの111.3kmの平坦コースで、最後はstage1と同じく周回コースを3周してゴールする。この日のコースはほぼ60km直線で左折して30km直線を進む非常にわかりやすいコースであるが、縦に深い穴がコースのところどころにあり、また工事区間も多く危険の多いレースとなることが予想された。
前半は単発のアタックはあるが決まらず、蠣崎と佐藤のアタックも長く続かない。30kmあたりから落車、パンクが多発し、篠田がホイールを潰して遅れるが集団に戻す。50kmあたりの落車に再び篠田がひっかかり遅れるが、多くの転んだ選手と一緒に復帰する。小野寺がフランスナショナルチーム、エストニアナショナルチーム、ケベック代表、地元チームの選手と5名で抜け出し50秒のタイム差をつける。アメリカを含む強力な追走グループもできるがカナダがコントロールする集団が追走グループは許さず吸収する。小野寺らのグループは50秒差をキープし続けるがそれ以上の差は許されず、ラスト20kmでは小野寺を含む3人になり、ラスト15kmで吸収される。周回コースに入り蠣崎が日本チームのエーススプリンター篠田を守りながら集団前方で位置取りをする。ラスト周回に入る前で蠣崎の番手から篠田がはぐれてしまう。蠣崎は集団前方で一人戦い、ラスト400mの最終コーナーでは3番手あたりまで位置取りしたが篠田はつけなかった。5月のネイションズカップで山岳賞を獲得したメキシコナショナルチームのMIRAFUENTES RESENDEZ  Emilianoがスプリント勝負を制した。
コミュニケーションがうまく取れず、位置取りの際に番手を下げたことをチームメイトに伝えることが出来ずで、チームでまとまる意思はありながらも各選手がバラバラに動いてしまった。個人個人が自分のためのスプリントをしても余程の力差がなければこのクラスのレースでは勝つことは出来ない。今日の反省点を生かしてチームでのステージ優勝を狙っていく。(JCF強化コーチ 柿木孝之)

Stage2
1 MIRAFUENTES RESENDEZ Emiliano (メキシコナショナルチーム)2時間31分31秒
2 HOLEC Richard (LUX) 同タイム
3 SHEEHAN Riley(アメリカナショナルチーム)同タイム
13 篠田幸希  同タイム
14 佐藤健   同タイム
32 蠣崎優仁  同タイム
45 小野寺慶  同タイム
57 宇賀隆貴  同タイム

Stage2 個人総合成績
1 PENNO Kurt (カナダナショナルチーム)5時間2分27秒
2 SHEEHAN Riley(アメリカナショナルチーム)2秒差
3 DINIZ Nicolas (ONTARIO) 6秒差
22 蠣崎優仁  44秒差
38 小野寺慶  同タイム
58 宇賀隆貴  同タイム
101 篠田幸希  7分21秒遅れ
102 佐藤健   同タイム