日本自転車競技連盟
2016/04/01

BRUGGE SINT-KRUISレポート

雨澤。追撃のチャンスを伺って何度も動いたが、タイミングと噛み合わなかった。このレースは過去にユーラシアが数回参戦しており、横風区間等で集団が長く伸びるものの、直線区間が短くまたコースも単調な為、中々逃げが決まらない傾向がある事を選手たちにスタート前に伝えた。
先入観を植え付けてしまってはどうか?とも思ったのだが、選手たちは個々の判断で自ら動いていたのは良かった。特に松本、雨澤は前半から積極的だったのが印象的でした。岡本も全体的に集団の前方には位置し、位置取りの上手さを感じました。
レース後に雨澤が「これはチャンス!だと思って動くのですが、まったく決まらない・・・」と言えば小林が「ステージレースの初日のようにアタックは繰り返されるがどれもこれも決まらない・・・」と的を得たことを言っていました。
しかし、現実にはスタート直後から3名がアタック。それを集団が追走のアタック&容認を繰り返す形で100名以上の集団のまま進み、90分を過ぎた頃に10名が追走、さらに6名が追走のアタックを決め19名の先頭集団に加わることはできませんでした。
これまで経験している「アタックポイントまで待つ」と言うレース展開から「レースの流れを読みながら反応する」レースを経験できたことは良かったと思います。
レース中は主催者の許可を得て、小林、雨澤のバイクにアクションカムを取り付けてレース中の動きを撮影しました。
小林はドラフティングのテクニックは上手いが集団での位置取りがまだできていない。空いているスペースに入っていかない=他選手に奪われる=ポジションを下げる・・・事が多かったです。
雨澤は前半はドラフティング、接戦でのテクニック、集団の中においてのラインのとり方が全くできていない。しかし、後半に入り風向きを考えたポジションの取り方や、ドラフティングが向上していました。
しかし全体的に力で集団の前に上がり、ポジションを奪われ、集団の中盤まで下がり、その後力で前に上がっていることを繰り返していました。もっと集団の中での位置取りを学ぶことができれば、Gent-Wevelgemのようなレースでも2つ先の集団でフィニッシュできると思います。
U23 1年目、2年目の選手たちに欧州レース=ネイションズカップのような大舞台ではなく、このような脚力的なレベルは低いが質の高いレースをより多く経験させた上で、U23 3年目、4年目でネイションズカップ等の世界レベルの大会へ参戦できるようになれば成績に繋がっていくのではないかと感じました。(橋川 健)

BRUGGE SINT-KRUIS (W)
18 x 6,1 km 109.8km 出走 165名 AVS44.2k/h
1 DELTOMBE Kevin LOTTO SOUDAL U23 2h28m
2 STALLAERT Joeri CIBEL-CEBON  +0´10″
3 CAETHOVEN Steven WIELERTEAM DECOCK
34位 岡本 隼 +0’46”
93位 雨澤 毅明 同上
DNF 松本 祐典 落車
DNF 小林 海 メカトラ
34位でフィニッシュした岡本。落車によりリタイヤとなった松本。