2017/10/11

HONG KONG CYCLOTHON 2017<レポート>

一般サイクリスト5000人が交通閉鎖された香港中心街を走る巨大イベントの中に、プロツアーチームを含む海外招待チームによるUCIレースが目玉として開催された。日本代表チームはUCIポイント獲得のために新城幸也選手参加の元、エリート選手とU23選手の混成でチームを編成し参加した。レースはビル街、繁華街に特設されたユニークなコースレイアウトの1周約5㎞のサーキットを20周する。平坦中心ながら高温多湿と海風により消耗戦となった。日本チームはスタートから良く動き、序盤は石上、山本の若手が良く動き、間髪開けずに中根と新城が良く連携し新城を小さな先頭グループへ送り出し、追走には小野寺が入り予測できた主力メンバーを含む19人の先頭グループに2人が参加する形でレースが進んだ。後半にはレースは完全にサバイバルな展開になり、新城は最後に昨年の覇者を含む2名の先行を許してしまったが、3位でゴールし表彰台に上がりポイント獲得を果たした。先頭グループで新城のためにペース作りに注力した小野寺も12位でゴール、終盤にメイングループから抜け出した中根も20位でポイントを加算した。日本代表チームはカテゴリーを越えた連携もマズマズ形になり2018年に向けての期待が増した遠征となった。(浅田 顕)


10月8日 SUN HUNG KAI PROPERTIES(新鴻基不動産)HONG KONG CYCLOTHON 2017
(香港/UCI 1.1)103km
レース結果

1 MOHORIC, Matej(スロベニア/UAE TEAM EMIRATES)2h35m57s
2 HUCKER, Robbie(オーストラリア/ISOWHEY SPORTS SWISSWELLNESS)+0s
3 新城幸也(日本ナショナルチーム)+1m14s
…12小野寺玲+3m20s、20中根英登+6m41s、35山本大喜+1lap、47石上優大+1lap、48入部正太朗+1lap. (完走56人/出走93人)