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2018/06/10

UCI JUNIOR NATIONS CUP LVM Saarland TROFEO stage2

第2ステージは1周14kmの周回コースを約3周した後、2kmと3kmの登りをこなしてから15kmのアップダウン周回コースを2周半してゴールする99kmで争われた。最初の周回はコースの3分の1が車1台の幅しかなく、2kmの登り区間がある。周回をつなぐ2つの登り区間が厳しく、3kmの登りはところどころ勾配も12%以上あり、また道幅が非常に狭い。この登りで集団に残った選手でのアタック合戦、または集団スプリントが予想された。
スタート直後に福田が落車するがすぐ集団に戻る。山本も後ろから突っ込まれてホイールが破損し少し時間をかけて集団復帰する。KOMのかかった登りでは日野がしっかりレースがみられる集団前方10番手あたりでこなす。その後ドイツがアタックし、そして優勝候補の一人チェコのVACEK Karelとフランスの選手が追走し、さらにアメリカとノルウェーが追走して狭い登り区間を進んでいく。アタックをかけた選手は前で5人の先頭グループを形成して集団に1分差をつける。メイン集団はデンマークが主にコントロールする中で日本チームは山本がここに加わり日野の集団スプリントに向けて準備する。ラスト周回でタイム差は1分で、集団スプリントに向けて集団はペースアップしタイム差が一気に縮まる。日本チームは集団牽引に山本が最後まで入り、集団に残った福田、馬越で日野を最後牽引するために前でまとまって位置取りしていたが、突然ラスト3kmでレースがストップとなった。前の周に落車した選手の対応にドクターヘリが着陸することとなりやむを得なかった。結局ラスト3kmで先頭集団と13秒差で逃げていた5選手がそのままそのタイム差で逃げきったこととされ5名全員が優勝者となった。メイン集団はニュートラルがかかり皆でまとまってのゴールとなった。
この日の日本チームはチームとしてまとまりをみせて日野がステージを狙える展開で最終局面に向けて臨んだがニュートラルということで結果は残せなかった。

第2ステージ順位
1BENZ Pirmin(ドイツ) 2時間47分38秒
1VACEK Karel (チェコ)同タイム
1VERMAERCHE Kevin C (アメリカ)同タイム
6福田圭晃 13秒差
6日野泰静 同タイム
6馬越裕之 同タイム
6山本哲央 同タイム
鳥倉必勝 5分20秒差
細田悠太 9分30秒差

Stage2 個人総合時間
1 VACEK Karel  (チェコ)5時間34分28秒差
2 WANDAHL Frederik  (デンマーク)5秒差
3VERMAERCHE Kevin C (アメリカ)8秒差
日野泰静 17秒差  着順不明
山本哲央 21秒差 着順不明
馬越裕之 36秒差 着順不明
福田圭晃 15分1秒差 着順不明
100鳥倉必勝 20分8秒差
107細田悠太 24分18秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之