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2013/04/20

ツール・ド・イストリア第1ステージ<速報>

スタート前の紹介2013年度のJCFジュニアロードヨーロッパ遠征の1つ、UCIジュニアネイションズカップツールドイストリアが19日から始まり、昨年と同じく世界のトップジュニア21か国126名がクロアチアのイストリア半島に集結した。
日本ナショナルチームはアジア選にも参加した横山航太(篠ノ井高校)、黒枝咲哉(日出暘谷高校)、山本大喜(榛生昇陽高校)、吉田優樹(日本大学)の4名に、岡篤志(キャノンデール・チャンピオンシステム)と橋詰丈(昭和第一学園高校)の6名。
第1ステージは97kmのコースで、レース後半の2箇所の2kmの登りがあるものの昨年同様スプリンターにチャンスがあると思われた。
レース前半はドイツ、イタリア、デンマークを中心に2,3名のアタックが多くかかるものの集団が一列に伸びる時間は長くはない。横山、岡、橋詰は集団前方をキープしており、特に横山、岡は昨年の遠征の経験を十分生かしている。40km過ぎに10数名の落車が起こり、黒枝、吉田、山本がここに引っかかる。黒枝は集団復帰できたが、吉田、山本は大きく遅れここから2人でゴールを目指す。
集団では最初の2kmの登りで大きく動きがあり20名弱が抜け出し、日本チームからは岡がここに入る。非常に速いリズムで集団との差をジワジワ広げていく。数名が遅れ15名となった先頭集団はさらにペースを速め、2箇所目の登りに入っていく。この登りを超えたらゴールまで平坦なので岡にもチャンスがあったが、岡がこの登りの最後の最後で遅れてしまい、横山、橋詰、黒枝らを含むメイン集団に吸収される。メイン集団も人数を減らしていく中で、路面の悪い下りで黒枝が再び落車、橋詰はパンクで遅れてしまう。ラスト15kmで先頭14名と50名ほどの横山、岡のメイングループとは20秒差と、まとまって追えば追いつくタイム差であったが、有力チームは全て前に乗っておりメイングループは追走の意思統一が出来ずタイム差が広がっていく。結局そのまま先頭グループは逃げ切り、統率のとれない横山のグループはラスト1kmで橋詰を含む30名ほどの第3グループと一緒になりゴール。
優勝は激しい先頭グループ内のアタック合戦から抜け出したスロベニアのPer Davidが1秒差で逃げ切り優勝。
20日の第2ステージは登りが長く勾配もあり、ゴールは石畳の壁坂400mにあり、総合成績が大きく動くステージとなる。日本チームとしては3選手がネイションズポイント獲得の可能性のある総合20位以内を狙える位置におり、明日の厳しいステージで上位を狙いたい。(ジュニア強化育成部会 柿木孝之)

1位 Per David (スロベニア)
2位 Pessotto Yuri(イタリア) 1秒差
3位 Geoghegan Hart(イギリス)
29位 横山 航太(篠ノ井高校)1分8秒差
48位 岡  篤志(キャノンデール・チャンピオンシステム)
75位 橋詰  丈(昭和第一学園高校)
105位 黒枝 咲哉(日出暘谷高校) 7分49秒差
121位 山本 大喜(榛生昇陽高校)15分52秒差
122位 吉田 優樹(日本大学)


中盤のメイン集団