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2017/06/25

台湾遠征レポート : 大会初日(6月25日)

 Taiwan Cup Track International Classic Ⅰ(Class1)が開幕し、女子オムニアムが行われた。日本ナショナルチームからは、鈴木奈央(JPCU静岡)と橋本優弥(鹿屋体育大学)が出場した。
 1種目目のスクラッチレースでは、レース終盤に橋本が集団から飛び出す場面があったものの吸収され、ラスト1周の鐘の合図と共に後方で脚を溜めていた鈴木が一気にスパートし、後続を寄せ付けず1着でゴール。橋本は6着と苦しいスタートとなった。
 2種目目のテンポレースでは、レース序盤で集団から飛び出したマレーシアの選手のペースが緩んだところを見計らって橋本がスパート。一気に追い抜くと単独でエスケープを開始した。 橋本のエスケープが決まると、それを待っていたかのように鈴木が他の選手をダッシュで引き離し追走、橋本と合流してそのまま2人でゴールまで逃げ切った。この種目橋本が1着、鈴木が2着となる。
 3種目目のエリミネーションでは両選手が上手く呼吸を合わせて走り、順調にレースをすすめて最後まで残り、鈴木1着、橋本2着でこのレースを終えた。
 最終種目となったポイントレースには、ここまでの成績で鈴木118ポイント(暫定1位)、橋本108ポイント(暫定2位)で臨んだが、3位マレーシアのSOM NET Jupha106ポイント、4位台湾のZENG Ke Xin104ポイントと2位以下は差が無く、混戦が予想された。
 レース序盤からポイントを重ねる鈴木は着実にリードを広げて行くが、2位を争う橋本はポイントラップを重ねる毎に一進一退を繰り返す。
 ポイントを2回残した時点で暫定2位のSOM NET Jupha(マレーシア)と6点差を付けられた橋本に3位を死守するよう指示して、4位のZENG Ke Xin(台湾)をマークし、最後の2回のポイントを先着し3位をキープした。
 この結果、女子オムニアムでは鈴木奈央が優勝、橋本優弥は3位と両者表彰台を確保した。(JCF強化コーチ 佐藤一朗)
 

上位成績
優勝 鈴木 奈央(JPCU静岡) 148ポイント
2位 OM NET Jupha(マレーシア) 138ポイント
3位 橋本 優弥(鹿屋体育大学) 127ポイント