2016/08/07

実業団より『第2回 JBCFみやだ高原ヒルクライム』レポート

ラスト1.5kmでアタックし独走態勢を築く増田宇都宮ブリッツェンが完全支配 増田成幸がオスカル・プジョルを下す
長野県宮田村での2連戦初日はヒルクライム。キャンプ場への道は狭く部分的に10%ほどの勾配の続く厳しい登坂コース。気温はレース時に35度を記録するが湿度は低くフィニッシュ地点は標高1650mのため幾分しのぎやすい。
P1クラスタはスタートからマトリックスパワータグがコントロール、ホセ・ビセンテ・トリビオが5km地点まで先頭固定で引くと7人の先頭集団が形成される。ここから雨澤毅明と堀孝明の宇都宮ブリッツェン2人がアタックし先行する。雨澤は集団に戻るが、この間先頭はオスカル・プジョル(チーム右京)が先頭固定で引き増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が続く。
ラスト1.5kmで先行していた堀はプジョルの集団につかまるが、ここから増田が鋭くアタックすると差を広げそのままフィニッシュし優勝した。宇都宮ブリッツェンはチーム力と増田個人の力で、富士山を38分で登るプジョルを下すことに成功した。

Jプロツアー第12戦『第2回 JBCFみやだ高原ヒルクライム』
日付 2016年8月6日(土)
会場 長野県上伊那郡宮田村 宮田高原キャンプ場登山道
距離 全長10.7km、標高差890m、平均勾配8.6%

結果 P1クラスタ 10.7km 
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)33分52秒
2位 オスカル・プジョル(Team UKYO)+19秒
3位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+21秒
4位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)+27秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+1分27秒
6位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)+2分05秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

【Jフェミニンツアー】
Fクラスタは序盤からリーダージャージを着る唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)と坂口聖香(パナソニックレディース)が競うが中盤から唐見が独走し大差で優勝した。

結果 Fクラスタ 10.7km
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)43分44秒
2位 坂口聖香(パナソニックレディース)+2分59秒
3位 針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)+5分52秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

写真・文:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟