2011/01/01

新年のご挨拶

会長 岩楯 昭一 平成23年の幕開けにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平素は本連盟の諸事業にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、3月にデンマークで開催されたトラック世界選手権のスクラッチレースで盛 一大選手が、中距離種目として史上初の銅メダルを獲得し、日本選手としては17年ぶりの嬉しいメダルの獲得となりました。また、9月にオーストラリアで開催されたロード世界選手権で、新城幸也選手が9位に入る素晴らしい活躍を見せてくれました。
今年は8月に「第26回ユニバーシアード競技大会」が中国・深圳で開催されます。自転車競技は28年ぶりに復活いたします。秋には、トラックレースファン待望の屋内250m自転車競技場が静岡県伊豆市・日本サイクルスポーツセンターに完成する予定で、10月に「第14回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース」をこの新しい競技場で開催いたします。さらに11月には鹿児島県鹿児島市で「第75回世界室内自転車競技選手権大会(サイクルサッカー、サイクルフィギュア)」が開催されるなど、国内外と話題が豊富な年になりそうです。
ロンドン・オリンピックまで1年8ヶ月を切り、出場枠をかけての戦いがすでに昨年からはじまっております。まず出場枠獲得を目標に国際大会でのポイント獲得のため、選手、関係者一同が精力を傾けて大会や強化合宿に臨んでおります。
また一方、本連盟は、国が行う公益法人制度改革に伴い、公益財団法人格の取得を目指し、現在対応を検討しております。組織の見直し、財政基盤の整備、各事業の検討を行い、急務となる財源の確保にも力を入れ、JCFの将来に向けて改革を積極的に行う予定でおります。どうか皆様方の倍旧のご指導、ご支援をたまわりますようお願い申しあげます。
最後になりましたが、今年も皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
(財団法人 日本自転車競技連盟 会長 岩楯昭一)