2019/09/01

2019 UCI マウンテンバイク世界選手権

1 日時 令和元年8月26日ー9月1日
2 会場 カナダ ケベック州 モンサンタン

大会最終日はDHI男子ジュニアと男子エリートが開催された。
朝は9度とこちらに来て一番冷え込んでいたが空からは太陽が燦燦と輝き快晴の気持ちいい朝となった。
ドライコンディションの中男子ジュニアの秋元は1時間の試走の中で1本の試走の予定を調子が良く2本に追加してイメージを固めた。
ゴンドラの不調から決勝タイムは20分押した中でスタート。最初のチェックポイントも10番台で快調に飛ばした。しかしコース前半最高速の出るポイントでオーバースピードでジャンプの踏切りのタイミングが合わず激しくクラッシュ。頭と上半身を強打。そこでレースはDNFとなり救護室に緊急搬送された。日本から帯同している金井ドクター付き添いの元検査をして2時間後にテントに戻ってきた。ヘルメットも破損するほどのクラッシュでその時の記憶が無い状態だった。コースにも日に日に慣れて非常に残念な結果だったが、果敢に攻めた結果なので次回に期待したい。
予選を見事に突破した男子エリートの九島と井本は最後の試走も落ち着いてポイントをしっかりとチェックしながら終えた。
九島は前回のWCレンズハイデで手を負傷していたが、山本トレーナーの処置とテーピングで痛みも徐々に回復しレースを行う事が出来た。
痛みからくる恐怖心も決勝までに克服し攻めるポイントとマージンを取るポイントをうまくまとめてフィニッシュ。ゴール時は2位でホットシートに座るなど今までにない状況となったが、全ライダーがゴールして52位となった。
井本もハイペースでレースを進めたが途中オーバースピードでリズムを崩す場面もあったが、クラッシュはせずに耐えきって60位でゴールとなった。

XCO、DHI共に難コースであり、まだまだ日本チームにとって経験など不足分が目立つ結果となったが、チームとしては過去最高にまとまりを持てたチームでもあった。
ナショナルチームとして、そして個人として必要なものも具体的に出てきているのでそれぞれの立場で補っていけるようにしていたいと思う。

日本からのご声援ありがとうございました。

JCF 強化スタッフ
鈴木雷太