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2015/07/26

アジア大学選手権ロードレース<レポート>

クリテリウムチーム表彰式アジア大学選手権ロードレース
韓国の釜谷で初めて開催され、日本からは日本学生選抜チームと鹿屋体育大学チームが参加。
7月23日
クリテリウム

釜谷(Bugok)の中心部のⅠ周1.6kmを15周、24kmで行われた。
1周回のニュートラル走行終了直後からモンゴルの選手を中心に先頭が活性化、4周目にはモンゴル2名、韓国2名、徳田(鹿屋体育大学)、荒井(日本学生選抜・法政大)の6名がメイン集団から20秒ほど先行する。5、6周回には、メインに40秒のアドバンテージを得た先行集団からモンゴル、韓国1名づつが脱落し4名となる。

10周目まではそのままの構図でレースは進む。11周目に入り、黒枝で勝負したい鹿屋体育大学がメインを牽引し始め差は30秒、12周目に15秒と縮まる。日本学生選抜もメインの前方、鹿屋体育大学の後ろに固まる。すでにメイン集団も15名ほどしか残っていない。
先行4名は協調できていないが、後続のメインも鹿屋体育大学が消耗してきたのか差が10秒からは縮まらないまま15周目、最終周回へ。
先頭では韓国がアタック、モンゴルと荒井が反応し追走。後続も活性化。最終コーナーで落車、相本(日本学生選抜・法政大)が起き上がらない。ゴールライン付近は先行4名とメインからロングスパートした阿曽(日本学生選抜・中京大)に黒枝、浅井(日本学生選抜・法政大)、韓国選手が続きスプリント。
日本学生選抜は荒井が4位、阿曽が5位、浅井8位、鹿屋体育大学は黒枝2位、徳田が6位となった。
相本はフレームが折れ、左膝と右手の痛みがひどく救急車で搬送された。幸い骨折していないとの判断をされたが、日本学生選抜にとっては大きな痛手となった、
相本は優勝を狙うべく阿曽の番手でコーナーを出るはずであったが、膨らんできた選手に進路を塞がれてしまった。しかし、序盤から荒井とともに先行集団に入る事ができていれば大きく結果が違っていたのではないかと悔やまれる。
日本学生選抜は表彰台には届かなかったが、全員が安定して上位でゴールしたためチーム総合1位となった。鹿屋体育大学もチーム総合2位と日本の存在感を示すことが出来た。

個人タイムトライアル
ロードレースの周回路の上り部分5.2kmで行われた。4km程は3%程度の勾配だが、そこからが10%超、特に最後の500mは15%くらいの部分も現れる。
各チーム3名までが出走できる。日本学生選抜からは、堀川(法政大)、阿曽、新井(明星大)が出走。3人とも10分38〜40秒で11位〜13位。鹿屋体育大学は 徳田4位9分37秒、山本6位9分49秒、富尾7位10分11秒。
モンゴル勢と韓国の一人のの走力が高いことがわかった。

7月24日
ロードレース

昨日のクリテリウムと同じ場所からスタート、10kmほど離れた1周20kmの周回路を4周してスタート場所へ戻ってくる100kmで行われた。500人参加の市民レースが同時スタートで行われ、その後ろからチームカーが上がっていくという前代未聞の設定だった。
梅雨の合間のたまたまの晴れ間で、蒸し暑い。
周回路に入ってもチームカーは500人を抜いていくのは難しく、アジア大学選手権選手まで辿りつけない。ラジオが阿曽のパンクを教えてくれるが為すすべがない。
流石にコミッセールが全体を止め隊列を整える。初めからそうすべきでお陰で阿曽はパンクしたまま10km近く走ることになってしまった。
最初のきつい登りでモンゴル中心にアタック。集団がバラバラになる。日本学生選抜と鹿屋体育大は概ね前方でこなすが、下りでモンゴル2名と山本(鹿屋体育大)が先行、20秒で4名ほどの追走、そして1分でメイン。追走には阿曽、鹿屋徳田が入り、メインに堀川、浅井、荒井の3名、鹿屋もいる。新井はその後ろで数名の第4集団。2周回目に入るところで、韓国の大学チームカーのワゴン車に引かれて韓国含む5人が追走に4人に追いつく。(浅井と黒枝も入っていた。)2周目登りでは先行から追走50秒、さらに1分でメイン。下り終えたところで山本が落車。先行モンゴル2名となるものの追走はペースが上がらず差が1分20秒に広がる。そのまま3周目。追走はカーペ追いつき組の黒枝と浅井が引く以外誰も引かない。
最後の登りで阿曽が先頭。徳田が2番。絶好のアタックだったはずが阿曽が行ききれず。
徳田が単独で3番手追走、韓国僅かな差で追走。阿曽含む集団。しばらく後に韓国選手が先頭モンゴルに合流。ゴールは、韓国選手、モンゴル2選手、徳田。阿曽は6位、8位に浅井、11位黒枝、12位富尾(鹿屋体育大学)、13位馬、鹿屋体育大学)、15位堀川・・・。日本学生選抜はチーム総合2位となった。
個人では表彰台を逃したが、チームとしては金・銀獲得。アンフェアさが心に残るものの次があるならより良い成績を取る自信もあるのでリベンジしたい。(三宅)