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2018/04/11

The Princess Maha Chakri Sirindhorn’s Cup Tour of Thailand 2018 stage3

Stage3はコーンケーンから南下して再びコーンケーンに戻る113.6kmの平坦コースで争われた。
強力なロシアナショナルチームがTTTの順位そのままに個人総合上位を占めているため、この日も集団ゴールを狙ってコントロールしてくることが予想された。日本チームは個人総合での上位はコースを考えると厳しく、2か所のスプリントポイントで吉川がタイムを稼いで個人総合順位を上げること、唐見、金子は逃げ切りが難しい中でもトライして、スプリントポイントでのボーナスタイムでの個人総合順位上げを狙った。スプリントポイントのあとは梶原でステージ優勝を狙った。

スタートからロシアが予想通り集団をコントロールする。スタートして10kmも立たずに唐見が攻撃を仕掛けるが、ロシアナショナルチームはどの逃げもいかせずに完全にコントロールしてくる。最初のスプリントポイントで吉川が3位に入りボーナスタイムを1秒獲得する。その後に唐見を含む逃げが出来るが大きな差はつけられない。この日は集団で落車が多発するが、集団前方にいる日本チームの選手は誰も巻き込まれず、2回目のスプリントポイントを吉川が3位通過してボーナスタイムを1秒稼いで個人総合を12位まで上げる。ゴール前はチームとしての連携がうまくいかずゴール前に梶原はほかの有力スプリンターと同じく単騎で挑んだがタイのJutatip MANEEPHANを抜くことが出来ず2位となった。経験豊富なJutatip相手に勝つためにはこの日はゴール前によりチームの連携が求められた。

逃げるのが非常に厳しい中で常に前で攻撃を仕掛けた唐見がstage1の吉川に続いて敢闘賞を獲得した。

初日のTTTの結果がそのまま個人総合に影響するコースとレース展開の中で、日本チームは梶原のステージ優勝を狙い動いたが2日連続のステージ2位となった。トラックとは異なりロードレースは集団が大きく、さらにゴール前の横の動きやチーム隊列による縦の動き、風向きによりスプリントをかけるタイミングも異なる。今回梶原は世界選手権トラックのあとしばらく回復期間に充てていたためコンディションが他の国のエーススプリンターとは異なったが、それでも梶原は力を見せてくれた。吉川、唐見、金子、上野の4名は失敗もあったがチームでステージ優勝するため各自が最善を尽くす走りをした。次のエリート女子のレースは5月1日からの中国でのステージレースの連戦になるが、チームの連携をより密にして梶原の平坦コースでのステージ優勝、そして登りで強さを見せる唐見の走りに期待する。

Stage3 結果 113.60km
1 Jutatip MANEEPHAN(タイナショナルチーム)   2時間42分17秒
2 梶原悠未 同タイム
3 Thi That NGUYEN(WORLD CYCLING CENTER)同タイム
12 唐見美世子 同タイム
13 吉川美穂 同タイム
18 上野みなみ 同タイム
20 金子広美 同タイム

Stage2 個人総合成績
1 Olga ZABELINSKAYA(ロシアナショナルチーム) 6時間50分35秒
2 Karina KASENOVA (ロシアナショナルチーム)      同タイム
3 Gulnaz BADYKOVA(ロシアナショナルチーム) 同タイム
11梶原悠未 1分52秒差
12吉川美穂 2分4秒差
14上野みなみ 同タイム
15金子広美 同タイム
16唐見美世子 同タイム