2013/01/01

会長のご挨拶(橋本 聖子)

(財)日本自転車競技連盟会長 橋本聖子 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
平素より、皆様には自転車競技の普及振興活動へのご支援、ご協力を賜り心よりお礼申し上げます。
このたび、財団法人日本自転車競技連盟の会長に就任いたしました。現在、財団法人日本自転車競技連盟を含め自転車競技界は、競技人口の伸び悩みや財政的な問題など、これまで以上に厳しい状況に直面していると感じております。このような状況の下、自転車競技連盟に課せられた社会的使命、自転車競技の普及発展のために取り組むべき課題を考えますと、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。微力ではありますが、ご高恩の万一に報いるため、感恩の心で取り組む所存です。自転車競技の普及発展のために関係者の皆さまにお力添えをいただき、お知恵をかしていただきながら、明るい未来に向けて発展できるよう努力いたします。
私は、自転車競技種目により1988年にソウル大会、1992年にバルセロナ大会、1996年にアトランタ大会と、三度オリンピックに出場いたしました。競技生活を振り返ると、失敗もあり、壁にぶつかることもありましたが、困ったときには、いつも誰かが私を優しく覗き込んでくれました。コーチや先輩方、そして自転車競技界の多くの皆様方にお支えいただいてこその選手生活だったと改めて思います。そうしたご恩は大きすぎて直接返せるものではありませんが、後進のアスリートたちを支えることで、少しずつ返していけたらと考えています。
スポーツは、人の心をひとつにしてくれます。また、世界に共通する言語と言っても過言ではありません。その発展は人類社会が直面するグローバルな課題の解決に貢献するはずです。スポーツが人生を豊かにし、未来ある子ども達の心と身体の成長を育んでくれることと信じています。
本年も皆さまにとりまして良き年でありますよう心から祈念いたしまして、新年のご挨拶、そして会長就任のご挨拶といたします。

財団法人 日本自転車競技連盟
会 長 橋本 聖子