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BIWASE CUP 2014<第7ステージ速報>

2014 年 3 月 14 日

スタート前BIWASE CUP 2014 stage7
この日はニュートラル区間21kmのあとにスタートする105kmのコース設定で、アップダウン区間と狭い道が続くので、日本チームはここでの攻撃で金子または坂口の個人総合アップを狙った。ニュートラル区間はレース距離に含むとレース前には確認していたが、コース図と実際走っているレースコースが合わないので、レース中に唯一英語が話せるコミッセールに尋ねてみると、レース直前にニュートラル区間は含まないことになったと聞く。私はもちろん日本選手は知らされていない。レース前に選手に説明していたコースポイントとは全く異なる状況の中で、日本選手はレース中盤までレースを走ることになる。
スタート直後に坂口が7名の逃げに入る。その中には坂口より個人総合順位が上の選手が2名入っていたが、坂口自身の個人総合のジャンプアップにも良いメンバーでの逃げである。しかしながら個人総合のリーダーもこの集団に含まれており、この選手が回らないので坂口とマレーシア、タイの選手しか回らない状況となる。集団とは60秒差までしか差が広がらず、後ろのメイン集団も追う動きをみせ、差が15秒まで縮まった際に後ろの集団が牽制して一気にタイム差が開いていく。坂口はまずはこの逃げを決めようと積極的に回していくが、ペースの上がり下がりが激しく、集団との差が広がらない。集団も個人総合リーダーを含む逃げを許さず、20km以上の駆け引きの後に吸収される。そのあと集団から金子がアタックをかけたり、合田も集団先頭付近で常に動き、3名の日本チームの誰かが危険な動きに対応していく。前半逃げに乗っていた坂口も、中盤から後半にかけても攻撃をかけ続ける。個人総合上位の金子は力で動くが、上位陣のマークも厳しくまたコースのアップダウンが思ったより緩く抜け出すのが難しい。
中盤に若干集団の動きが止まるが、日本選手は常に前に行く動きを見せ続ける。後半は集団からの抜け出しが厳しく、追い風の状況で集団ゴールを迎える。この日はラスト10kmまでで逃げられなかった場合、平坦スプリントで今回力をみせている坂口のために他の選手が動くこととしていた。しかしゴール前が緩く登りが続き、そして坂口が前半から後半まで攻撃し続けたことで思った以上に消耗しておりスプリントが伸びず、金子が5位、坂口が9位に終わった。
この日の日本チームは少ない人数にも関わらず、常に攻撃し続けて戦うチームということをみせることができた。金子または坂口が逃げに入って個人総合のジャンプアップと区間優勝というこの日の目標は達成できなかったが、今日の走りは非常に高く評価できる。チームの連携はまだうまくいかない場面も多くみられるが、選手自身がチームで動くことを要求されることで改善しなければいけないポイントを理解し始めている。また自分達がチームで動くことでレースが大きく動くことを知り、自信をつけてきている。ステージレースの経験の少ない女子選手達ではあるが、戦うためには脚だけではなく、リザルトを分析しての戦い方が必要と感じることが出来るようになったこともこの7日間の大きな収穫である。
明日の最終ステージは完全な平坦コースで大きな逃げは難しいが、チームで攻撃をして個人総合順位のアップと区間優勝を狙っていく。(JCFロード部会員 柿木孝之)

Stage7 result
1位 Nguyen Thi That (ベトナム)2時間51分37秒
5位 金子広美(イナーメアイランド信濃山形)1秒差
9位 坂口聖香(パナソニックレディース)同タイム
22位 合田祐美子(早稲田大)同タイム
レース前コースを確認する選手

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