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ベトナムBIWASE CUP2017<レポート>Stage9

2017 年 3 月 16 日

フィニッシュ後の日本チームBiwase cup 2017 Stage9
最終ステージとなるStage9は平坦基調の120kmのコースで、ホーチミンの町中を抜けてゴールする。日本チームはこの日は前半のアタック合戦での逃げの選別をしたのち、ゴールまで集団をコントロールして唐見の個人総合を守ることを確認した。
スタート同時に激しいアタック合戦となる。日本チームにとっては都合の良い逃げが出来ても、それに対してブリッジをかけるチームも多くペースは速いままレースは進む。20km地点で唐見が少し後ろに下がった時に総合上位を含む大人数の逃げが決まりかけたが、唐見は自力で集団から抜け出し追いつく。その際形成された先頭グループもペースは速かったが、後続も許さず10km後には集団は一つになる。その後もアタックがかかり続け、平坦コースで横風でも追い風でもないが集団はいくつにも分断し始める。唐見のそばにはそこからは梶原がすべてサポートして、危険な場面を作らない。個人総合2位争いと団体総合争いが熾烈で、アタックが続く。その中で昨日まで個人総合で4位の選手が60kmあたりから2名で逃げ始めたことで、個人総合3位を脅かされるカザフスタンがコントロールしてレースが少し落ち着く。75kmあたりで2名をとらえた集団から今度は福田を含む13名が抜け出す。それまでにアタック合戦が続き、多くの個人総合上位選手を抱えるチームは疲労し、逃げのゼッケンを確認する間にタイム差は拡がる。13名の先頭集団には個人総合5位のタイのSupuksorn Nuntanaがいるが唐見とは4分28秒差であり、唐見はこれ以上の差を広げられなければ個人総合は守れる。また個人総合で5分18秒差の福田は個人総合で2位のPhetdarin Somrat(タイ)より1分46秒早くゴールすれば個人総合で3位まで上がれる。日本チームは先頭グループに4分以上の先行は許さず、尚且つ2分以上の差がつくようにメイン集団をコントロールする。個人総合3位のカザフスタンや4位のベトナムのエースNguyen Thi That は前半に攻撃し過ぎてすでに集団を追う力はない。日本チームはうまく攻めて一気に有利にレースを進めてゴールを迎える。先頭集団ではスプリントでSupuksorn Nuntanaが優勝し、脚をためてゴールを迎えることが出来た福田は韓国の選手の斜行降格もありステージ2位となる。唐見を含めるメイン集団は2分15秒差でゴールして唐見は個人総合を守り、また福田を個人総合3位まで押し上げる最高の形で日本チームはレースを終えた。
今日のステージは非常に激しいアタック合戦が1時間半ほど続く中、日本の選手たちは逃げの選別をしっかり行ない続け、ほかのチームが疲れた時に攻撃の中に入り成績をさらに上げることに成功した。個人総合を初日から最終ステージまでどこにも渡さず守り、ステージ2勝、山岳賞、ポイント賞2位と全日程でレースを支配した。経験の浅い選手が多い日本チームであったが、9日間で個人総合を守るために必要な戦い方、チームでの意思疎通の重要性など非常に多くを学ぶことが出来、ステージをこなすごとに非常に頼もしく感じた。(JCF強化コーチ 柿木 孝之)

Stage9
1 Supuksorn Nuntana(タイ)2時44分2秒
2 福田 咲絵 同タイム
3 Pham Thi Thuy Lien(ベトナム)同タイム
41 下山美寿々 2分15秒差
43 唐見実世子 同タイム
46 梶原 悠未 同タイム
53 樫木 祥子 同タイム

Stage9 個人総合成績
1 唐見実世子 21時間47分36秒
2 Supuksorn Nuntana(タイ) 2分3秒差
3 福田咲絵  2分57秒差
38 梶原悠未 26分31秒差
42 樫木祥子 28分27秒差
58 下山美寿々 41分45秒差

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