エリート女子ロードはジュニア男子と同じベルゲンの19.1kmの周回コースを8周する152.8kmで争われた。日本からは與那嶺恵理、梶原悠未の2選手が参加した。
レースはスタートしてからタイム差のつく大きな逃げは起こらず、淡々と速いペースで進む。1周目の登りで早くも多くの選手が遅れ、梶原も厳しかったが集団に復帰する。4周目の登りではペースが上がり、この時点で梶原は集団から遅れる。登り区間以外もアップダウン区間、緩い登り区間、石畳区間があり、集団内でも休める区間は少なく脚を削られていく中で、7周目の登り区間で集団では大きな動きがあり、與那嶺も遅れる。その後の平坦区間でメイン集団に追いついたが、最終周の登り区間のペースアップには対応できず50位に終わった。
レースは強力なメンバーを揃えたオランダが人数を減らした集団内でも数を残し、最終局面ではChantal BLAAKが抜け出しそのまま逃げ切った。
今年の世界選手権はじわじわと脚にくるコース設定で、集団もペースダウンする場面はあまり見られず、力のある選手しか前に残れない展開となった。(JCF強化コーチ 柿木孝之)
エリート女子ロード 結果
1 Chantal BLAAK(オランダ) 4時間6分30秒
2 Katrin GARFOOT(オーストラリア) 28秒差
3 Amalie DIDERIKSEN(デンマーク) 同タイム
50 與那嶺恵理 2分31秒差
DNF 梶原悠未