大会2日目最終日の日本選手の成績
女子チームスプリント
1位 日本ー前田佳代乃 沼部早紀子 48.007 (予選48.611)
2位 Hong Kong 48.159 (予選47.991)
3位 Thailand 48.889
★予選を2位のタイムで通過した日本チームは第一走者の前田のリードを沼部が保ち0.6秒差の僅差で勝利を飾った。
香港チームはLEE Wai SzeとMENG Zhao Juanのベストコンビであったことを考えると、価値のある勝利であった。
女子オムニアム
1位 DIAO Xiaojuan (Hong Kong) 5ポイント
2位 HA Seonha (Korea) 7ポイント
3位 上野 みなみ(Japan)16ポイント
★エリミネーションでは、スタート直後より常に先頭をキープし積極的なレースを行う。
3kmTTは4分10秒095 で3位 後半ペースをあげる粘り強い走りをした。
その後、雷を伴う強い雨が降りはじめ、3時間以上中断するも、天候が回復せず、コミッセールの判断により、残りの2種目がキャンセルとなり4種目を終えた地点での成績が最終順位となり、上野の3位が確定した。
男子オムニアム
1位 CHOI Songwoo(Korea) 6ポイント
2位 IM Chaebin(Korea) 13ポイント
3位 元砂 勇雪(Japan) 16ポイント
★エリミネーションでは、集団の後方の位置から、ゴールライン直前で他競技者を交わす戦法を取る。余裕を持ってレースを進めるが、4回目のエリミネートの際に、他国の除外されているはずの選手が競技を続行していた影響を受け、エリミネートされてしまう。残念ながら、力を残したまま終わってしまった。
4kmTTは4分58秒240のタイムで2位
女子同様に、悪天候のため残りの2種目ガキャンセルとなり4種目での合計により、元砂が3位となった。
女子ケイリン
1位 MENG Zhao Juan (Hong Kong)
2位 LEE Wai Sze(Hong Kong)
3位 MANEEPHAN Jutatip(Thailand)
7位 前田 佳代乃(Japan)
8位 沼部 早紀子(Japan)
★ 7-10位決定戦では、スタート直後より前田がペーサーの後ろを位置取り、2番手に沼部が続く。ペーサー退避後、そのままの隊列を保ち、ラスト1周のホームよりペースアップ。後続を振り切り、そのままゴールした。
悪天候のために、オムニアムの4レースがキャンセルされ、閉会式も開催されなかった。そのため、国別総合順位などの最終情報が不確かな状況である。
今大会は、計10ヶ国(台湾 イラン 日本 カザフスタン 韓国 レバノン ミャンマーウズベキスタン タイ 香港) から計73名(エリート男子33名 エリート女子25名 ジュニア男子12名 ジュニア女子3名)の参加により競われた。
韓国とイランチームの強さが目立ったが、レバノンやミャンマーのように参加常連国ではない国の参加も何かと話題に上がった。
ちょうどシーズン的に雨期であることから、雨が多く、トレーニングやレースの進行になにかと障害が生じたが、バンコク遠征に慣れたスタッフの協力のおかげで、大きな事故もなく大会を終えることができた。(監督 吉井 功治)
———————————————————————–
ACCトラックアジアカップ2010 タイラウンド 日本代表選手団
大会名 ACCトラックアジアカップ2010 タイ ラウンド
開催場所 タイ・バンコク ファーマーク自転車競技場(周長333.33m)
大会期間 2010年9月11日(土)〜12日(日)
派遣期間 2010年9月08日(水)〜14日(火)
選手団
監 督 吉井 功治(JCF強化コーチ)
メカニック 森 昭雄(JCF強化スタッフ)
マッサー 柳 浩史(JCF強化スタッフ)
総 務 山田 克彦(JCF事務局)
選 手
<男子エリート>
元砂 勇雪(奈良・鹿屋体育大学)
<女子エリート>
前田佳代乃(鹿児島・鹿屋体育大学)
沼部早紀子(静岡・マットベローチェARIAKE)
上野みなみ(青森・鹿屋体育大学)