2016/03/28

アンチ・ドーピング諸規則に関する改訂点のお知らせ「2016年版」

【アンチ・ドーピング諸規則に関する改訂点(要約)】
1.2016年禁止表国際基準の変更点
<常に禁止される物質と方法(競技会(時)および競技会外)>

S2.ペプチドホルモン、成長因子、関連物質および模倣物質
3.絨毛性ゴナドトロピンおよび黄体形成ホルモン放出因子(例示変更)
「変更前」男性における絨毛性ゴナドトロピン(CG)および黄体形成ホルモン(LH)およびそれらの放出因子[ブセレリン、ゴナドレリン、トリプトレリン等](2015年)
「変更後」男性における絨毛性ゴナドトロピン(CG)および黄体形成ホルモン(LH)およびそれらの放出因子[ブセレリン、ゴナドレリン、リュープロレリン等](2016年)

S4.ホルモン調整薬および代謝調節薬
5.代謝調節薬(文言追加:全てのインスリン受容体作動薬を含むため)
5.2 インスリン類 (2015年)→ 5.2 インスリン類およびインスリン模倣物質(2016年)
5.3 メルドニウム(ミルドロネート)(項目追加:競技力向上の目的で競技者によって使用された事実があるため)

S5.利尿薬および隠蔽薬(文言追加:炭酸脱水酵素阻害薬の眼科用使用が許可されることが明確化)
「変更前」ドロスピレノン、パマブロムおよび局所使用のドルゾラミドおよびブリンゾラミド(2015年)
「変更後」ドロスピレノン;パマブロム; および眼科用に使用される炭酸脱水酵素阻害薬(ドルゾラミド,ブリンゾラミド等)

<競技会(時)に禁止される物質>
S6.興奮薬
クロニジンが許可物質となった。

<特定競技において禁止される物質>
P1.アルコール
禁止している競技連盟から「国際モーターサイクル連盟(FIM)」を除外

<監視プログラム>
・メルドニウムは監視プログラムより削除され、禁止表へ追加。
・ヒドロコドン、モルヒネ/コデイン比およびタペンタドールは監視プログラムより削除。

※WADA code(2016年版)の詳細につきましては、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のウェブサイトから確認してください。
日本アンチ・ドーピング機構ホームページ http://www.playtruejapan.org