2007/01/22

シクロクロス・ワールドカップ(オランダ)レポート

img492オランダ、Hoogerheide で開催されたワールドカップに日本から、8名の選手が参加しました。世界選手権を1週間後に控えたレースとあり、世界から強豪選手が集結しました。異常気象とも言われるほど暖かい日々は終わったようで、朝は気温も低く、凍ったり、霜の降りた箇所もありました。

11:10、U23がスタート。
スタート後、他国との選手との接触で、竹之内選手は最後尾に。藤岡選手も、2回目の下りでスピードを上げすぎ、急ブレーキをかけた際に、後ろから選手が突っ込みホイールが割れるというアクシデントが。2名とも粘りましたが、納得の行く結果にはならなかったようです。

13:15にスタートした女子には、フルメンバーでエントリー。
晴天の中で開始されましたが、レースの最終局面には大粒の雹(ひょう)に降られ、気温も一気に下がり、路面も滑りやすいコンディションになりました。時差ぼけの影響もあったのか、参加メンバーは、一様に、驚くほど、カラダが動かなかった、と感想を語っていました。路面も泥で、パワーが必要だったと思われます。ドイツ、オランダの、体格のいい選手が持つ強みが、大きく、結果に結びついたと言えるかもしれません。

この雹から天気が一変し、大雨の中のスタートとなった男子エリート。
気温も低く、路面はさらにぬかるみ、泥の斜面を担いで上る区間等は、歩くのも困難な状況でした。豪雨から、雷、合間には雹が叩き付けてくる局面もあり、リタイアする選手が続出しました。体調も復活したと言う辻浦選手は、終始、落ち着いた走りをみせ、26位でゴール。小坂選手も、ラップこそされてしまったものの、安定したペース配分で、レースをこなしていました。
悪条件の中、26位と健闘した辻浦選手の健闘は讃えるられるだろう。選手にはこれから、本番である週末の世界選手権に向けてモチベーション、コンディションを上げられるように調整して行こう、と話をした。

[競技結果]
・U23
1. BOOM Las (オランダ) 0:50:29
2. ALBERT Nieis(ベルギー) +00:15
3. VILLA Romain(フランス) +00:46
53. 竹ノ内 悠 -1lap
57. 藤岡 徹也 -1lap
・女子エリート
1. KPFERNAGEL Hanka(ドイツ) 0:42:02
2. VOS Marianne(オランダ)  +00:04
3. WYMAN Helen (イギリス) +00:36
35. 荻島 美香 +7:48
36. 豊岡 英子 +8:35
37. 志村みち子 +8:35
38. 田近 郁美 +9:11
・エリート
1. NYS Sven(ベルギー) +1:06:47
2. DLASK Petr(チェコ) +01:37
3. VERVECKEN Erwin(ベルギー) +01:56
26. 辻浦 圭一 +9:52
28. 小坂 正則 -1lap

[選手団]
監督 澤田 雄一
メカニック 中島 康仁
選手
辻浦 圭一(ブリヂストン・アンカー)
小坂 正則(スワコ・レーシング)
荻島 美香(アライレーシング)
豊岡 英子(masahiko-mifune.com)
田近 郁美(GOD HILL)
志村みち子(エキップあづみの)
竹之内 悠(立命館宇治高校)
藤岡 徹也(クラブシルベスト)

(澤田 雄一)