10月21日ジャパンカップ クリテリウム33.75㎞
宇都宮市街地の特設サーキットで行われたクリテリウムへは、雨天にも関われず沿道は大勢の観衆で埋め尽くされた。JAPANナショナルチームは前日に備え調子を整えると同時にゴールスプリントで岡本の上位入賞を狙いスタートを切る。レースは単発の中間スプリントを狙ったアタックが起きるが、終始一定のハイペースで進みゴール前を迎えた。ゴールスプリントに備え最終コーナーを岡本は好位置で抜けスプリントを開始するが、加速前に前走者の後輪との接触により落車してしまいチャンスを失った。優勝したのはNIPPO・ヴィーニファンティーニのカノーラ。最終ストレートをほぼ先頭で走り切り実力を示した。
クリテリウム結果
1 CANOLA Marco(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)43m57s
2 LOBATO DEL VALE Juan Jose(スペイン/チーム・ロットNL・ユンボ)+1s
3 WEL TEN Bram(オランダ/BMCレーシング)+1s
…4雨乞竜己(宇都宮ブリッツェン=日本選手最高位)+1s
…16山本大喜+04s、26石上優大、66岡本隼+1m17s、68木村圭佑、69入部正太朗+1m40s
10月22日ロードレース103㎞(UCI 1.HC)
台風の影響による大雨の為、距離が短縮されてのスタート。エース不在のジャパンナショナルチームはレース展開予測を共有し個人レースによる個々の順位を求めた。レースは各天候と距離短縮の影響もあり序盤から例年にない早い動きによる複雑な展開となった。プロツアーチームの思惑通りには進まなかったレースも終盤には実力者6名が先頭グループを形成する形となり、ゴールではスプリント力にも優れたNIPPO・ヴィーニファンティーニのカノーラが前日のクリテリウムに続き快勝した。そして3位には今年JAPAN U23でエースを務めてきた宇都宮ブリッツェンの雨澤が入り、地元宇都宮ブリッツェンと雨澤の悲願であった表彰台に登壇した。ジャパンナショナルチームの中では20歳の石上優大の21位が最高位となった。ジャパンナショナルチームとしては今年予定したレース活動をこれで終了した。重点強化のU23カテゴリーでは欧州活動を軸に強化指定の各選手が力を伸ばしてきたが、この流れを止めることなく実力本位の強化活動に取り組んでゆきたい。
ロードレース結果
1 CANOLA Marco(イタリア/NIPPO・ヴィーニファンティーニ)2h45m37s
2 PRADES REVERTER Benjamin(スペイン/チーム右京)+0s
3 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)+0s
…10畑中勇介(チーム右京)+34s
…21石上優大+1m16s、28木村圭佑+3m55s、30岡本隼+3m58s、33入部正太朗+3m58s、
…山本大喜は規定タイム外完走
ジャパンナショナルチーム参加選手
入部正太朗 シマノレーシングチーム
木村圭佑 シマノレーシングチーム
岡本 隼 日本大学/愛三工業レーシングチーム
山本大喜 鹿屋体育大学
石上優大 EQADS/AVC AIX EN PROVENCE