ドーピング禁止物質に関する緊急情報2011
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より、禁止表国際基準2011についての解釈変更ならびに注意喚起のアナウンスがありましたので、本HPにてお知らせ致します。3つの重要事項が添付されておりますので、必ずご確認ください。
特に、サプリメントについては、本連盟所属の選手が、使用していたサプリメントに起因する禁止物質(メチルヘキサンアミン)の使用により、6ヶ月間の資格停止ならびに競技会結果の失効という処分を受けております。サプリメントについては、医薬品ではなく健康補助食品に該当することから、医療目的使用と認められません。
サプリメントの含有成分については、禁止物質そのものの名称ではなく、由来する植物名などで記載されている場合もあり、そのことからドーピング禁止物質か否かの判断がしづらいものも販売されております。今回の事例で禁止物質に該当するメチルヘキサンアミンは、ゼラニウムという植物等に含まれている成分であり、海外輸入のサプリメントでした。
日本自転車競技連盟では、今後、このようなドーピング違反の再発防止を目的に春期の講習会に続き、秋期にも防止啓発講習会を予定しております。日程等が確定しましたら、あらため本HPにてご案内致しますので、ご参集くださいますようお願い申し上げます。また、各地での講習会につきましてもご相談をお受け致しますので、本連盟にご一報くださいましたら幸いです。
日本選手における禁止物質を含むサプリメント使用によるドーピング違反事例が相次いでおりますので、選手ならびに指導者等関係者におきましては、十分に留意頂きますよう、関係各位への注意喚起をお願い致します。
JCF アンチドーピング委員会