インドネシア・スマトラ島の西部を9日間かけて走るステージレースは今年は地域あげての大規模なイベントに発展した。5月のツアーオブジャパンで総合優勝したタブリスペトロケミカル(イラン)やツールド熊野で総合優勝したスカイダイブ(UAE)もメンバーを変えて参加している。日本代表チームは引き続きU23メンバーを中心に構成するが、実力と経験の有るエリート選手を加えることで効果的なレベルアップを図り、このチームで積極的に展開しステージ優勝を狙う。
レース名 ツール・ド・シンカラ
開催地 インドネシア・西スマトラ
クラス UCIアジアツアー 2.2
期 間 2014年6月6日~15日 全9ステージ
参加者 内間康平 初山翔 清水太己 面手利輝 内野直也 横山航太 黒枝咲哉
第1ステージ98.5㎞
成績
1 内間康平 (日本/ジャパンナショナルチーム) 2h11m51s
2 AHMED MIRZA ALHAMMADI Yousif Mohaned(UAEナショナルチーム)+3s
3 PUJOL MUNOZ Oscar(スペイン/スカイダイブ)+3s
…29面手利輝、62初山翔、69黒枝咲哉、79清水太己、80内野直也、96横山航太 +21s
第一ステージ終了時個人総合リーダー
内間康平
レース解説・監督コメント
初日はフラットな100㎞弱のフラットステージだが、日本人選手にとっては暑さへの順応が課題となった。レースは序盤のアタック合戦が静まった50㎞地点で内間がアタックし9名の先頭グループを形成。タイム差は1分前後で推移する。スプリンター狙いのチームのペースアップが予測されたがメイン集団は暑さで動きは鈍く、先行グループが優勢となってきた。内間はラスト5㎞でさらに単独アタックを決め、ゴールでは3秒差で逃げ切りステージ優勝とリーダージャージを獲得した。初日にして早くも目標達成。明日はリーダージャージを守る走りでチームが試される1日になるが、どんな結果であろうと残りの8日間が楽しみで仕方ない。(浅田 顕)