2012/07/27

ロンドンphoto 20120727

■ロード代表3選手 決戦を前に
いよいよロンドンオリンピック開幕の日を迎えた27日、決戦を明日明後日に控えたロード代表の3選手は、午前中から指定練習コースに出かけ最終調整を行った。ともに海外のチームに所属し、これまでグランツールを含む数々のレースで実績を積み上げてきた別府史之、新城幸也の2人は、このスピード展開が予想されるコースに自信をのぞかせた。(選手強化スタッフ広報担当)

別府史之選手
「去年からこのオリンピックに向けてコンディショニングをやってきましたが、その間ジロ・デ・イタリアを走り切り、またこの直前にはツール・ド・ポーランドで満足のいく走りができたので、コンディション的には今はベストと言える状態ですね。昨日コースを走った感じも良かったです。2月にこのコースは試走しているのですが、上りがそれほど長くなくハイスピードのコースレイアウトというのは、やっぱり自分に合ってるコースだなぁということを実感しました。でもスプリンターも残るコースなので誰が攻撃に出るかというのをしっかり見なければならないですね。ポジションも前々にいないと、少人数の逃げが決まってしまう可能性もありますからね。ポイントはとにかく最後まで諦めないことですね。前々で戦って終盤まで残れればメダルのチャンスもあると思うので、しっかり戦っていきたいと思います。」
新城幸也選手
「体調は良い方だと思います。日曜日にツール・ド・フランスが終わってそれ以降は2・3時間ずつ乗っているので明日の本番はしっかり迎えられると思います。選手村にはいろんな選手がいるので、オリンピックに来たという実感が湧きますね。いろいろ楽しんでます。レースはコース的に高速レースになると思うのですが、あとはどれだけ選手が動くかですね。常に早い展開になると思っています。僕にとってのポイントは、位置取りを間違えないことと、トラブルなく終盤を迎えられることですね。それがうまくいって先頭集団に残れれば、残り40kmは平坦になるので、残った人数を見て自分がどう動くか決めていきたいですね。コンディションは上がっているので、トラブルさえなければ良い結果は残せると思っています。」

一方、22日に選手村入りし調整を重ねてきた女子ロード代表の萩原麻由子は、オリンピック初出場ながら勝負へのこだわりを口にした。
萩原麻由子選手
「選手村はアジア大会の世界版といった感じですね。いろんな選手がいるところにオリンピックを実感します。体調はいいです。コースは上りがそれほどきつくなくハイスピードになりそうなので、位置取りが重要になると思います。目標は、あまり大きな事は言えないですが、とにかく先頭集団に食らいついて勝負が狙えるレースをしたいです。」

ロンドンオリンピックのオープニングイベント、男子ロードレースは、明日(28日)午前10時にバッキンガム宮殿前をスタートする。