2007/08/17

ロード・U23 ヨーロッパ遠征レポート

●現地からの遠征レポート(2) Trofeo.int.BASTIANELLI  2007年 8月12日付  

■8月12日 Trofeo.int.BASTIANELLI カテゴリー(UCI.1.2/ELITE/UNDER23)距離=146km 
初山 翔が健闘し21位でゴール

参加チーム=イタリアクラブチーム、フランスクラブチーム、ウクライナ・ナショナルチーム、イギリスナショナルチーム等17チーム。出走=113名、完走=25名

選手団は10日にフランスからイタリアに入り、途中トスカーナ州を経由し約1200km、2日掛かりでTrofeo.int.BASTIANELLIの会場であるLAZIO州のATINAに無事到着した。
気温は約26度だったが、イタリア南部独特の厳しい陽射しの中レースのスタートは切られた。
前半からウクライナチームが積極的に動き、彼等の攻撃が引き金となり、約10名の先頭グループが形成された。
スタート前のミーティングでも伝えた通り、この最初の動きには誰も送り込まず、イタリアのチーム員同士の主導権争いを見守らせる事に指示する。有力グループが本気で動いた時に付いて行かなければ、勝負にも参加出来ないし、優勝争いから脱落する事は明白で在った。
80km過ぎから始まる山岳で、メイングル−プにも初めて決定的な動きが見られその山岳ポイントで、メイングループもばらけ、初山の入った18名の追撃グループが形勢された。畑中も初山翔の近くに居たが結果的にメイングループに留まってしまった。そのまま初山を含む18名のグループは先頭グループにも追い付き28名となる。
その後アタック合戦となり、アンダー初年度の初山にとって孤軍奮闘の苦しい展開と成ったが、最終的には、ラスト3kmから始まる登り口で優勝争いのグループから離されてしまったが19位と同タイムの21位に食い込んだ。
今回のレースは北イタリアの強豪チームは参加して居なかったとは言え、1998年生まれ、アンダー23カテゴリー1年目の選手の中では、イギリスナショナルチームの選手に次いで2位で在った。アンダーカテゴリーの中でも5位と言う成績は理屈抜きで素晴らしい。初山選手の将来に期待したい。次回のスケジュールは、8月16日イタリアGP CAPODARCO(UCI1-2)。(監督 大門 宏)