モスクワの天候は曇りのち雨。時折激しい雨に襲われるが、室内競技の為影響はない。気温18度、湿度56%のコンディションである。
大会も終盤に入りジュニア世界記録が続くモスクワ競技場で13:25からスプリント予選が行われた。世界記録の更新が期待された200mTTでは、世界記録には届かなかったがロシアのS.SLITVINENKOが前半の100mを4.978(全体)10.192の記録でトップに立ち日本からは末木浩二(山梨:甲府工業)、窓場千加頼(京都・向陽高校)、伊藤裕貴(三重:朝明高校)の3名が出場した。末木は、2組目で出走、前半の入りを5.439(全体47 位)で通過、後半もスピードを乗せきれず43位。続く、窓場は前半の入りを5.239(全体37位)ゴールも10.646を記録したが予選34位。日本選手の最後は伊藤であり前半のかけ下しを速くして臨んだが、前半5.376(全体42位)、ゴールは10.940で42位であった。予選通過24位が10秒 5と大変厳しい。やはり、エリートと変わらぬ体格で50×14を高回転で回し、平均時速70.643kmを自力で出す強豪国に学ぶ事が多いのではないか。これらの選手が将来、エリートカテゴリーへと進み世界との差は広がるばかりである。技術と器材は日本人選手と同様であるがパワーの差について緊急の課題である。あらゆる数値データを分析・研究し、対策を立てる必要を感じた。明日は最終日、女子ケイリンに出場の前田佳代乃(兵庫:鹿屋体育大)、ポイントレース出場の上野みなみに期待したい。男子選手は全てトレーニングを実施計画である。