• HOME
  • ROAD
  • NEWS
  • 世界選手権エリート女子ロード<レポート>
2016/10/16

世界選手権エリート女子ロード<レポート>

サイン後のステージで女子エリートはドーハ市街をスタートして昨日のジュニアロードと同じ周回コースに入り約7周してゴールする134.1kmで争われ、日本からは與那嶺恵理、吉川美穂、梶原悠未の3名がエントリーした。
スタート同時に與那嶺がアタックする。1人となりタイム差は最大50秒広がる。3周目あたりで集団からスイスの選手がアタックして與那嶺と合流してラスト60kmあたりまで2人で逃げる。そこから集団は1つになり攻撃がかかりハイペースで進むが梶原が危険な逃げに対して集団前方の反応できる位置で対応する。アメリカが単独で逃げるが40秒までしか許されない。集団は高速になる時間が多くなり平坦のコースであるが脚のない選手は遅れていく。集団はスプリンターのWILD KRISTENを擁するオランダが全員でコントロールして集団スプリントに備える。日本チームも後半は與那嶺、梶原が集団内でスプリントの期待できる吉川を守る。ラスト周回はオランダトレインが機能し、ほかのチームはもう何もできない。ゴールスプリントは高速のまま進み、吉川はゴール前では単騎となり中切れを埋めながらスプリントするが集団スプリントに絡めず21位に終わった。ジュニア時代に世界選手権ロードで2年連続優勝したデンマークのDIDERIKSEN AMALIEがエリート2年目で優勝した。(柿木孝之)

結果
1 DIDERIKSEN AMALIE(デンマーク)3時間10分27秒差
2 WILD KRISTEN(オランダ) 同タイム
3 LEPISTO LOTTA(フィンランド) 同タイム
21 吉川美穂 2秒差
64 梶原悠未 18秒差
86 與那嶺恵理 45秒差