2008/08/21

北京オリンピックレポート 2008/08/21<マウンテンバイク開幕前日>

8月21日・北京オリンピック14日目。北京市の天候は雨。今日予定されていたBMXの決勝ラウンドは、雨によるコース状態不良のため明日に順延になっ た。自転車競技の最後の競技マウンテンバイクが始まる明日は、午前9時からBMX、午後3時からマウンテンバイク女子クロスカントリーというスケジュール となった。
マウンテンバイクには日本から女子の片山梨絵と男子の山本幸平の2選手が参加する。17日に選手村入りした2人は、一昨日から老山自転 車競技場近くの本コースで最終調整を行っている。コースは、この一帯の地名でもある老山の斜面を縫うように設定された1周4.5Kmの周回路。前半部分は 細かなアップダウンの繰り返し、そして後半部分は長い上りとダウンヒルを思わせるスピードの出る下りというレイアウトとなっている。また路面状況も凸凹の 岩場・乾いた砂地・ぬかるみ・木の根が張った道など変化に富み、強豪選手たちが口を揃えて「テクニカルでタフ」と評するコースだ。昨日、練習を終えた日本 代表の2人に話を聞いた。

<片山選手>
去年プレイベントで走った印象よりもかなり手を加えてあって、タフなコースになった感じで す。気持ちだけは切らしてはいけないコースですね。しんどさを忘れるぐらいの集中度合いになればいいですね。でも昨日と今日走ってみて、調子に乗ってク ラッシュとか起こさなければ行けるかなぁという印象です。体調は問題ないです。目標は完走は最低限、できればトップ10に入れるような走りができればと 思っています。
<山本選手>
コースを実際に走ってみると事前の情報より上りは長いし下りも難しい感じがしました。ずっと集中が必要なコー スですね。ポイントになるのは中盤の長い上りだと思います。ここを切れずに走れるかどうかですね。体調はバッチリです。目標は自分の力を出し切ることで す。そのために残り2日間で気持ちをしっかり作ってスタートラインに立ちたいですね。

マウンテンバイクは明日22日に女子クロスカントリー、そして明後日23日に男子クロスカントリーが行われる。