全日本学生ロードレースシリーズ第10戦
菖蒲町クリテリウムラウンド2
強風でのレースは順天堂大の辻本が逃げ切り優勝
朝から冷たい風が吹く中ロードレースシリーズ第10戦が1月13日(日)に先月の第9戦に続き埼玉県菖蒲町にて開催された。
11時30分より1周3kmの周回コースを10周・30kmの設定で毎周回1着3点、2着2点、3着1点の中間ポイントが与えられ、さらに最終ポイントは1着15点から10着2点までにそれぞれポイントが与えられるポイントレース形式で行われた。
スタートと同時に今回も集団は一列棒状になった。その中で1回目のポイントをねらいにいった辻本翔太(順天堂大学)、續谷利次(早稲田大学)による2人での逃げが決まってしまう。集団との差は10秒のまま差は縮まらない。3周目には集団より十時正嗣(早稲田大学)、飯塚航(中央大学)が逃げ集団に追いつき4人での逃げとなる。
この中で續谷が前回のシリーズ9戦目でスタートからゴールまで逃げ切ったが最終スプリントで負け2位となっている。また十時はシリーズ8戦で最終スプリントを制し優勝している実力者揃いの逃げとなった。しかしながら續谷が5周目で逃げ集団より遅れてしまいメイン集団に戻る。さらに飯塚も遅れそうになるが必死で着いていくも毎周回ある中間ポイントでは後半は3着ばかりである。一方の辻本は6回目のポイントより毎回1着通過をし得点を稼いでいく。
メイン集団には前回の優勝者半田信頼(順天堂大学)も控えているがメイン集団は周回をかさねるごとに人数が減っていき強風の中では追いつくことも難しくなっていく。最終周回には飯塚がメイン集団からの追いつきがないと判断したか逃げ集団から遅れゴール勝負は辻本と十時の対決となる。辻本がゴール勝負を決め毎周回ある中間ポイントも9回中7回制し38点の圧倒的な強さで優勝。2位はゴールスプリント2着の十時となった。
これによりロードレースシリーズのリーダージャージはシリーズ第1戦の2日目より渡辺将大(中央大学)が守っていただが、辻本に渡ることになった。4月より始まったロードレースシリーズも残りは来月のシリーズ11戦菖蒲町ラウンドと最終戦の明治神宮ラウンドの2戦となったが、まだまだシリーズチャンピオンが誰の手に渡るかはわからない状態となっている。
シリーズ第10戦・菖蒲町ラウンド結果
1位 辻本翔太 順天堂大学 38点
2位 十時正嗣 早稲田大学 29点
3位 飯塚航 中央大学 18点
4位 半田信頼 順天堂大学 8点
5位 大庭伸也 日本大学 7位
6位 續谷利次 早稲田大学 7点
7位 加藤哲史 順天堂大学 6点
8位 大谷雄貴 東海大学 5点
9位 岡林秀樹 信州大学 4点
10位 西薗良太 東京大学 3点
シリーズランキングポイント(第10戦終了時点)
1位 辻本翔太 順天堂大学 41点
2位 渡辺将大 中央大学 37点
3位 笠原慶輔 明治大学 33点
4位 飯塚航 中央大学 26点
5位 山本雅之 中央大学 25点
6位 池田諒 明治大学 25点
7位 半田信頼 順天堂大学 24点
8位 十時正嗣 早稲田大学 20点
9位 鵜川大輝 立命館大学 18点
10位 西薗良太 東京大学 12点
10位 續谷利次 早稲田大学 12点
10位 石井陽 立命館大学 12点
10位 加藤哲史 順天堂大学 12点