【みどころ】2016年度RCS 最終戦 第11回明治神宮外苑⼤学クリテリウム
日本学生自転車競技連盟は3月12日(日)に東京都・明治神宮外苑にて2016年度RCS最終戦 第11回明治神宮外苑⼤学クリテリウムを開催いたします。
今年度80周年を迎えた学連は、2007年に70周年記念行事⼤会として54年ぶりの都⼼部サーキットロードレースとして、この明治神宮外苑⼤学クリテリウムを開催して本年で11回目となり、多くの⽅々が観戦可能な都⼼部での⼤会として継続開催しています。
【今⼤会のトピックス】
・2016年度 RCS 年間総合優勝がきまる!
・トップカテゴリのグループ1は⼤学対抗戦!
・海外招待チームはオーストラリア・メルボルン⼤学チーム、韓国・慶雲(ギョンウン)⼤学校が参加!
・グループ2・3、女子オープンも例年以上にハイレベル!
・今年はパラサイクリング・ロードレースも開催!
・「⼤学自転車フォーラム」をレース前日に開催!
・こども、その親の世代であるマスターズ世代に参加機会のある⼤会へ
・RCS年間総合優勝がきまるシリーズ最終戦
日本学生自転車競技連盟が主催する「ロードレースカップ」(通称:RCS)の最終戦となる外苑クリテリウムは、今シーズン1年間を通して10数戦のレースを各地で開催し獲得ポイントをランキングで争うシリーズ戦形式の戦いの最終戦となります。
今シーズンは13戦で、RCS12戦終了時のランキングリーダーは野本空選手(明治⼤学)が初RCS年間王者に向けてリーダーを維持しています!
しかし、1年生ながら現在ランキング2位の石原悠希選手(順天堂⼤学)にも逆転優勝の可能性は残っており、最後の最後までわからない展開です。
RCSロードレースカップシリーズとは:http://jicf.info/officials/jicf_rcs
JICF最新RCSランキング: http://jicf.info/rcs_rank_2016/
・トップカテゴリのグループ1は⼤学対抗戦!
RCSの年間優勝争いとともに、グループ 1 のレースはメインイベントとなる⼤学トップカテゴリに属する選手たちの⼤学の名誉をかけた争いも注目です。
昨年は、岡本選手(日本⼤学)がオランダより招待チームとして参加したアムステルダム⼤学とのSjors Handgraaf 選手とのスプリント勝負を制し初優勝を飾りました!最⼤3名の選手がエントリー可能なグループ1⼤学対抗戦は今年の学連ロードレースで活躍した選手たちが一斉に揃う注目のクリテリウムレースです!
今⼤会も、3/1にバーレーンで開催されたアジア選手権ロードU23男子で優勝し、2016学生選手権クリテリウム優勝、RCSクラス1のレースでも優勝をしている岡本選手を筆頭に日本⼤学のメンバーは強力な選手を揃えています。
また、RCS総合リーダーを目指すインカレ 2016 男子ロード優勝の野本選手の所属する明治⼤学、TRS総合優勝をした中距離トラックを中⼼に活躍する荒井選手の法政⼤学、レースの駆け引きを得意とする中央⼤学の原井選手、今村選手、昨年の外苑クリテリウムのグループ2優勝経験のある岡部選手の日本体育⼤学、今シーズン、ロード、トラックともに活躍が目立った安田選手の京都産業⼤学、アジア⼤学選手権のクリテリウム優勝ワンツーの黒枝選手、徳田選手のいる鹿屋体育⼤学など、学連を代表する⼤学生自転車ロード選手の戦いは必見です!!
海外からはオーストラリアよりメルボルン⼤学チーム、アジアから韓国・慶雲(ギョンウン)⼤学校が招待チームとして参加します。
・グループ2・3、女子オープンも例年以上にハイレベル!
グループBも今シーズン成績を残している選手たちが揃っており、例年よりもハイレベルになることが予想されます。2015RCSランキング年間王者となった小林和希選手(明治⼤学)、今年のインカレロードで3位に入った中川拳選手(早稲田⼤学)、トラック中距離を得意とする松本憲斗選手(鹿屋体育⼤学)など多くの有望な選手がエントリーしています!
グループCも優勝者には今年度最後のRCSクラス昇格のチャンスでもあり、⼤歓声の中、フィニッシュラインを駆け抜ける瞬間は今までとは全く違うものとなるでしょう。
昨年、女子オープンに高校生として出場して優勝した岡本二菜選手は今年度、日体⼤に加盟し全日本学生選手権クリテリウムでも優勝しているので今⼤会も優勝候補です。ほかにも⼤学女子トラック短距離で成績を残す清水知美選手(八戸学院⼤学)も外苑クリテ初出場、2016 インカレロード 3 位の中井彩子選手(鹿屋体育⼤学)などに加え、学連 OGのロード選手である樫木祥子選手(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING・駒澤⼤学OG)も参加し、ハイレベルな⼤会になりそうです。
・今年はパラサイクリング・ロードレースも開催
東京2020年⼤会、そしてその後に向け、オリンピックとパラリンピックを融合した新たなシステムの構築が日本のスポーツ界には⼤きく求められています。
そこで、明治神宮外苑クリテリウム⼤会では健常者レースと同日に、タンデム自転車(二人乗り用自転車)を使用した障がい者向けのパラサイクリング競技⼤会を開催いたします。
視覚障がいの選手が参加するBカテゴリーは、タンデム自転車(二人乗り用自転車)を使用して競技を行います。視覚障がいの選手は後ろに乗り、前には「パイロット」と呼ばれる晴眼の選手が乗ります。
昨年度行われたリオデジャネイロパラリンピックでは、視覚障がいBクラス・女子・ロードタイムトライアルで鹿沼由理恵選手(パイロット:田中まい選手(女子ケイリン所属・日本体育⼤学OG)が銀メダルを獲得するなど、このカテゴリーでは日本の選手が国際的に活躍しています。
本⼤会のパラサイクリング・ロードレース(タンデム)は、国際自転車競技連合(UCI)公認 C1グレードレースとして国内外の選手が集まり、白熱したレースを繰り広げます。
本⼤会では国際競技日程に登録されたパラリンピックにつながるランキングポイント獲得可能な本格的なタンデム⼤会を実施し、日本学生自転車競技連盟は競技と振興の両面からこれをサポートしていきます。
「⼤学自転車フォーラム」をレース前日に開催
⼤会開催のみにとどまらず、全国から競技者の集まる機会を活用して前日に「ユニバーシティ・フォーラム」を開催しています。2014年は、ロンドン五輪を契機に整備されたヴェロパークのレポートを挟んで、東京・日本が残すべきレガシーについていち早く議論が行われました。2015年は⼤規模木構造によるヴェロドロームの可能性について東京⼤学の川添准教授の提案をお聞きし、トラック会場のあり⽅について学生達の熱⼼な議論が行われました。2016年は、「2021年にむけて:ソフトパワー・レガシー:ヴィジュアル・エンターテイメントとしてのサイクルスポーツの復権」をテーマとしました。
今年の「⼤学自転車フォーラム」は2017年も時代の要請に即したテーマ設定でのフォーラムを予定しています。
第7回 ⼤学自転車競技フォーラム2017東京2021年へむけて(その4)
「タンデムを通じたパラリンピック・オリンピックのインテグレーション」
⼤会と連携して様々なテーマで議論や考える機会を提供してきた⼤学自転車フォーラムですが、今回は2020年東京オリンピック・パラリンピックがその後の日常生活にもたらすであろう、あるいはもたらすべき変⾰を、パラサイクリングを軸に考える機会としたいと思います。
主催:日本学生自転車競技連盟
共催:早稲田⼤学オリンピック・パラリンピック事業推進室期日 2017年3月11日(⼟)14:30-
場所:早稲田⼤学 ⼤隈記念講堂小講堂 〠169-0071 東京都新宿区⼾塚町1丁目1104
Access https://www.waseda.jp/top/en/access/waseda-campus
こども、その親の世代であるマスターズ世代に参加機会のある⼤会へ
将来のサイクルスポーツ振興にとって学生自転車競技の振興は不可⽋ですが、それにとどまらず、将来サイクルスポーツに何らかの関わりを持つ若年層の掘り起こしにむけて、小・中学生のタイムトライアルを実施します。
また、小中学生の来場促進のため、そのご両親の世代の自転車競技に対する理解を深める場をとして、マスターズのタイムトライアルとクリテリウムレースを実施します。更に、競技に参加する選手達と一緒にレースコースを⾛る体験の機会として、⼜エントリー料の⽀払いを通じてこの⼤会の運営に寄与していただける⽅々の参加機会として、一般参加のライド(レースではありません)を実施します。
3月7日現在の外苑周辺の天気予報では晴れのち曇りの予報で気温は10度前後となっています。会場で観戦される⽅は是非、暖かい服装でご来場ください!学生選手、パラサイクリリスト、マスターズ、キッズなど全てのカテゴリの選手たちに熱い声援をよろしくお願いいいたします。