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2018/03/19

実業団より「第1回JBCF修善寺ロードレースDay-2」レポート

岡篤志が終盤の力勝負を制して今季2勝目
日本サイクルスポーツセンターでの2連戦。第4戦となるDay-2、P1クラスタは前日の1.5倍の距離120kmを走る。前日の寒い曇り空から一転、富士山がはっきり見えるほどよく晴れた中でのレースとなった。
スタート直後、3名の逃げ集団が発生し、10数名の追走集団が合流。さらにメイン集団からブリッジをかけて数名が逃げ集団に合流していき、8周目までに21人の逃げ集団が形成される。マトリックスパワータグ、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングなど主要チームがメンバーを送り込んだこともあり、メイン集団との差は最大で6分以上まで開く。
その後もメイン集団から追走の飛び出しが起きるものの、宇都宮ブリッツェンが集団コントロールを開始し、これらを全て吸収する。この動きで逃げ集団との差は5分まで縮まるものの、その後再び6分まで開く。
9周目、逃げ集団ではシマノレーシング勢と宇都宮ブリッツェン勢がアタックを繰り返して活性化。この動きで逃げ集団の人数が絞られ、12周目には10人、13周目には4人となる。残ったのは、宇都宮ブリッツェンの岡篤志と増田成幸、シマノレーシングの横山航太、マトリックスパワータグのアイラン・フェルナンデス・カサソラ。
4人はそのまま後続との差を広げて最終周回に入る。残り5kmを過ぎ、登りでカサソラがアタック。これに岡と横山が追従し、増田が遅れる。スピードが鈍ったところで今度は岡がアタックし、カサソラと横山を振り切る。岡はそのままフィニッシュまで独走。開幕戦に次ぐ今季2勝目を挙げた。
Jプロツアーリーダーは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )から岡に移り、U23リーダーも小山智也(イナーメ信濃山形)から小山貴大(シマノレーシング)に移った。

Jプロツアー第4戦 第1回JBCF修善寺ロードレースDay-2
日付 2018年3月18日
開催地・コース 静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター(8km/1周)
距離 120km(P1)、32km(F)、40km(E1)、32km(E2)、24km(E3)

■Jプロツアー(JPT)
結果 P1クラスタ 120km

1位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) 3時間41分43秒
2位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +38秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
4位 横山航太(シマノレーシング) +49秒
5位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +3分43秒
6位 秋田拓磨(シマノレーシング) +3分46秒
Jプロツアーリーダー 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 小山貴大(シマノレーシング)

■Jフェミニンツアー(JFT)
4周32kmで行われたFクラスタは2周目までに6人に絞られ、シスターローズジャージを着る伊藤杏菜(Live GARDEN BICI STELLE)、大岩明子(ブラウ・ブリッツェン)、森本保乃花(TEAM all out)の3人が最終周回に残る。最後は伊藤と大岩のスプリント勝負となり、大岩が先着して優勝した。
結果 Fクラスタ 32km
1位 大岩明子(ブラウ・ブリッツェン) 1時間10分47秒
2位 伊藤杏菜(Live GARDEN BICI STELLE) +0秒
3位 森本保乃花(TEAM all out)
Jフェミニンリーダー 伊藤杏菜(Live GARDEN BICI STELLE)

■Jエリートツアー(JET)
5周40kmで行われたE1クラスタは、レースの進行と共に先頭集団の人数が減っていく展開となり、最終周回までに残ったのは5人。最後まで決定打となるアタックが決まらないままスプリント勝負となり、寺崎武郎(バルバレーシングクラブ)が優勝した。
結果 E1クラスタ 40km
1位 寺崎武郎(バルバレーシングクラブ) 1時間12分11秒
2位 岩島啓太(MIVRO) +0秒
3位 紺野元汰(SBC Vertex Racing) +2秒
4位 大井翔太郎(アーティファクトレーシングチーム) +4秒
5位 中川直樹(SPADE・ACE)
6位 香山飛龍(横浜高校自転車競技部) +17秒
Jエリートツアーリーダー 八幡光哉(FORCE)

文/写真 JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟