愛三工業、岩井商会らが活躍の東日本トラック
JBCFトラックシリーズの第2戦となる第47回JBCF東日本トラックが、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で開催された。
昨年完成した1周333.33mの走路をもつ美鈴湖自転車競技場。標高1000mという高地に位置する事から、若干空気が薄い環境下での好記録が期待された。
中距離種目では愛三工業レーシングチームが活躍。ポイントレースと4㎞インディビデュアルパーシュートの2種目で中根英登が優勝、スクラッチでは福田真平が優勝したほか、各種目で上位入賞者を多数出した。
一方、短距離種目では競輪選手が強さを見せた。チームスプリントでは、藤井昭吾、山中貴雄、小谷実の岩井商会レーシングが、1分2秒497の全日本実業団新記録を出して優勝。藤井と山中はスプリントでも決勝まで勝ち上がり、3回戦までもつれた勝負は山中が勝ち取って見せた。
男子チームパーシュートでは、松山城南高等学校自転車競技部が、エリート2チームを抑えて優勝した。
女子は、パラリンピック日本代表の田中まい(岩井商会レーシング)が、500mタイムトライアルと3kmインディビデュアルパーシュートで優勝。特に500mタイムトライアルでは自己ベストを出し、1か月後に迫ったリオ・パラリンピック本大会に向けて好調さを見せた。
<競技結果>
JBCFトラックシリーズ 第2戦
日付 2016年7月10日(日)
会場 長野県松本市 美鈴湖自転車競技場 周長333.33m
男子4㎞インディヴィデュアルパーシュート
1位 中根英登(愛三工業レーシングチーム) 4分48秒350
2位 渡邉正光(Link TOHOKU) +3秒459
3位 山田大介(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) +4秒616
男子ジュニア・ユース 3kmインディヴィデュアルパーシュート
1位 塩崎隼秀(松山城南高等学校自転車競技部) +3分43秒193
男子ポイントレース
1位 中根英登(愛三工業レーシングチーム) 84p
2位 高橋伸成(FIETS GROEN日本ロボティクス) 52p
3位 宮沢崇史(LEOMO Bellmare Racing team) 20p
男子スクラッチ
1位 福田真平(愛三工業レーシングチーム) 12分21秒760
2位 小峰 烈(B-SOUL)
3位 小清水拓也( LEOMO Bellmare Racing team)
男子1㎞タイムトライアル
1位 下沖功児(湘南愛輪会) 1分5秒432 55.02㎞
2位 田村武士(TRC PANAMAREDS) +0秒541
3位 奥平充男(岩井商会レーシング) +0秒563
男子スプリント
1位 山中貴雄(岩井商会レーシング)
2位 藤井昭吾(岩井商会レーシング)
3位 田村武士(TRC PANAMAREDS)
男子ケイリン
1位 大村慶二(Team Logisty Jack)
2位 市川英昭(湘南愛輪会)
3位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)
男子チームスプリント
1位 岩井商会レーシング(小谷実、藤井昭吾、山中貴雄) 1分2秒497 全日本実業団新記録 ・東日本実業団新記録
2位 愛三工業レーシングチーム(福田真平、小森亮平、中根英登) +3秒484
3位 Team Logisty Jack(大村慶二、山崎 潤、斉藤慶尚) +3秒806
男子チームパーシュート
1位 松山城南高等学校自転車競技部 4分40秒905
女子500mタイムトライアル
1位 田中まい(岩井商会レーシング) 37秒558
2位 佐藤水菜(湘南愛輪会) +0秒688
3位 和知恵美(SUPEE-K ATHLETE LAB.) +1秒622
女子3kmインディヴィデュアルパーシュート
1位 田中まい(岩井商会レーシング) 3分55秒634
2位 明珍裕子(岩井商会レーシング) +18秒789
3位 小沼美由紀(Ready Go Japan) +22秒709
女子ジュニア・ユース 2㎞インディヴィデュアルパーシュート
1位 佐藤水菜(湘南愛輪会) 2分40秒935
女子ケイリン
1位 鈴木章代(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)
女子チームスプリント
1位 湘南愛輪会(濱田真子、佐藤水菜) 52秒183
写真・文:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟