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2017/04/24

実業団より『第51回 JBCF 東日本ロードクラシック群馬大会 Day-1』レポート

『キナン中島康晴が今年51回目の東日本ロードクラシックDay-1を制する』
今年で51回目を数える歴史ある東日本ロードクラシックが群馬CSCにおいて2日間の日程で行われた。初日は20周120kmでレースレイティングはAA。翌日はAAAAのため戦略や力の配分もカギになる。レースは6周目に西村大輝(シマノレーシング)に安原大貴(マトリックスパワータグ)そしてジュリエン・アマドリ(インタープロサイクリングアカデミー)が合流し3人が逃げる。2分差まで広げたが16周目に吸収され各チームがアタックを繰り出すが逃げは決まらない。
キナンサイクリングチーム、シマノレーシング、愛三工業レーシングチーム、那須ブラーゼン、宇都宮ブリッツェンらが攻撃し、マトリックスパワータグがそれを吸収する展開。最終周回に入ってもマトリックスパワータグは集団スプリント狙いの体制で逃げを許さない。ラスト1.5kmからは先頭固定でマトリックス勢が引き、ルビーレッドジャージの吉田隼人がスプリントを開始するがその番手にいた中島康晴(キナンサイクリングチーム)そして中里仁(群馬グリフィン・レーシングチーム)が吉田をかわし先着。中島がチームにとって2年ぶりとなる優勝を達成した。 

Jプロツアー第3戦『第51回 JBCF 東日本ロードクラシック群馬大会 Day-1』
日付 2017年4月22日(土)
会場 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター
距離 1周6km×20周=120km(P1)

結果 P1クラスタ 120km 
1位 中島康晴(キナンサイクリングチーム)3時間01分14秒
2位 中里仁(群馬グリフィン・レーシングチーム)
3位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
4位 水谷翔(シマノレーシング)
5位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
6位 原田祐成(愛三工業レーシングチーム)
Jプロツアーリーダー 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)

【Jフェミニンツアー】
1周目からシスターローズジャージを着る唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)を中心に上り区間でアタックがかかり2周目に入るときに既に5人に。さらに唐見は攻撃を続け、最後に残った福田咲絵(フィッツ)もラスト2周で突き放すとあとは独走で優勝。上位陣は3月に日本代表でベトナム遠征をしたメンバー。そこで総合優勝していた唐見はこの群馬でも圧倒的強さを発揮した。

結果 F 30km
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)51分32秒
2位 福田咲絵(フィッツ)+37秒
3位 樫木祥子(AVENTURA AIKOH VICTORIA RACING)+1分46秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

【Jエリートツアー】
常にアタックがかかる積極的な展開の中心は渡邉正光、渡邊友一、半澤雄高のLinkTOHOKU勢。終盤にできた半澤雄高、嶌田義明(TEAM YOU CAN)、小野寺慶(ブラウブリッツェン)の逃げに、心臓破りの坂頂上で寺崎武郎(バルバレーシングクラブ)、渡邉正光らが合流し8人でのスプリントに。これを嶌田が制し優勝した。

結果 E1 42km
1位 嶌田義明(TEAM YOU CAN)1時間03分41秒
2位 寺崎武郎(バルバレーシングクラブ)
3位 半澤雄高(LinkTOHOKU)
Jエリートツアーリーダー 福田圭晃(横浜高校自転車競技部)

写真・文:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟